○談合情報の経緯と今後の対応について
談合情報が寄せられ、談合情報対応マニュアルに沿って、処理が進んでいることと思う。
私も、マニュアルにしたがって財務部長宛てに送付された談合情報調書を資料請求して取り寄せた。
まず、今回の談合情報の具体性について確認したい。
談合情報調書には、黒塗りされているが、落札予定業者と指名業者が記載されていた。
指名業者については、現場説明省略方式のため、ここで明かすことはできないと思うが、
記載されていた、落札予定業者及び指名業者は、所沢市の今回の委託業者と完全に一致するのか。
その後、談合情報対応にそって、下水道部によって、調査がされていると思うが現段階でどこまでの作業が完了しており、その情報は何処に報告されたか。
東部清掃工場解体工事の場合は、談合の事実は確認されなかったが、その後は一般競争入札とされた。今回のケースの場合でも、次回の発注時には、一般競争入札で執行するという理解でよいか
指名委員会は、行政内部の職員のみで占められていることに問題があるといわれている。
所沢市工事請負業者等指名委員会は、行政内部のメンバーのみか、それとも客観性を担保するため外部の関係者が入っているのか。
今後は、指名委員会に外部のメンバーを入れて客観性を持たせる意向をもっているか
石井下水道部長
所沢浄化センターの清掃業務委託の談合情報により、入札を延期し、所沢市下水道部修繕委託業者等選定会が調査をしてきたが不正は見つからなかった。
調書と指名業者の一致については、今後の入札に差し支えるので、申し上げられない。
一般競争入札の導入は無理があると思う。しかし、今後のことを考えればよく検討しなくてはならない。
渋谷財務部長
指名委員会は業者を公正迅速に選定し、円滑な事務の運営を図るために設置。委員長が助役で、委員は部長10名である。現時点で外部のメンバーを加えるのは難しいが、他市の状況も調査したい。
(2回目)
今後の入札に影響するので答えられないということだが、業者名も数も明らかにしないので、不都合はないと思われるが、なぜ影響するのかを説明していただきたい。
また、一般競争入札が絶対いいと主張する気はないが、では、指名競争入札、随意契約のどれになるのか?
今回は下水道部で、マニュアルを参考に対応したということだが、もし、仮に官製談合だった場合、選定委員会も内部のメンバーだけであれば、調査が成り立つのか?
談合対応マニュアルにも、この情報の具体性を判断する材料が、情報を寄せた方が、指名業者を知っているかどうかが、判断できる。では、どうやって、今回は具体性を判断したのか?
石井下水道部長
基本的に延期の状態なので、その入札方法や内容については現在公表できない。なぜ、一般競争入札が難しいかは、業務の特殊性から、具体的な数はいえないが、業者数がかなり少ないということ。
下水道部内の選定会の内規にしたがって外部の人は入っていない。
(3回目)
これから談合情報は増えてくるだろう。悪用される可能性もある。しっかり対応すべきだ。
業務の特殊性ということだが、であれば近隣市の入間、狭山、東村山、清瀬でし尿処理をやっているのか?
石井下水道部長
近隣では飯能市、狭山市などがあるが、所沢市に登録されている業者が少ないということであり、そういう意味で、少ないと答えさせていただいた。