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2007年06月29日

2007.06議会 一般質問① いわゆるモンスターペアレントへの対応

いわゆるモンスターペアレントへの対応


くわけん
先日も、所沢市内のある学校で、保護者が酔っ払って学校に対して難癖をツケに来て対応に苦慮しているというお話を伺った。そういった親に対応している間に、本来子どもに回すべき貴重な時間が無駄になってしまう。

本来であれば、周りの親がたしなめたり、仲介するのが筋であろうが、下手に間に入ると今度は、間に入ったほうが攻撃対象となるため、後難をおそれて、どうしても見て見ぬふりになってしまう。

また、ある校長先生の話だと、生徒が校長に向かって、教育委員会に言うぞ、という発言をするという。その校長先生は、「どうぞいいなさい」といなすそうだ。

こういった、親に限らず学校に対してしつこく理不尽な要求を突きつける親の存在について教育再生会議や、クローズアップ現代、たけしのTVタックル等でも話題になっている。
こういった親を最近は「モンスターペアレント」と呼ぶそうである。

 教育再生会議の第2次報告案では、こうした「モンスターペアレント」への対応で困っている学校を支援するため教育委員会に「学校問題解決支援チーム」(仮称)を新たに設置することを提言している。

 所沢市では、そういった点からすると、「すこやか輝き支援室」がまさに、教育再生会議で提案された、内容そのもので取り組んでいる。改めて、その先進性に驚いた。

 実際に、こういった非常に扱いにくい親に対して対応したケースはどのくらいあるのか。
 また、やはり増加傾向にあるのか、ここ数年の、実績とトレンドはどうか?
 また、警察や弁護士等との連携を行ったケースもあるのか?

 これまでの教育では、対生徒に対する取り組みは充実していると思うが、対親といった観点はあまり充実していなかったのではないか
 最近の教育雑誌や書籍でも、親との付き合いの対応をテーマにしたものが増えている。
民間からの校長として有名な、東京都杉並区、和田中学校の藤原校長も「クレーム、問題処理は校長に」を原則にしていると聞く。

 教育センターでも管理職向けに、モンスターペアレント対応の研修必要ではないか?
原則、難しいケースはすぐに校長や管理職対応、あるいは教育委員会に切り替えるべきではないか?

東京都港区では、この6月から、保護者や住民からのクレームやトラブルへの対応策を助言する専門弁護士を5人配置したという。
 悪質なケースについては法的手段も辞さないという対応を行うべきではないか?


浅野学校教育部長
 すこやか輝き支援室には、学校現場から保護者についての相談も多くなっている。
 その内容も教師への不満、学校への苦情など多岐にわたり、長期化する例も珍しくない。
 警察や弁護士と連携して対応したケースもある。

 (保護者対応力を高める)研修は、管理職を対象に実施したい。

 また、法的手段は組織的な対応も必要で、早急に組織を立ち上げたい。

(2回目)
 くわけん
 本日は、モンスターペアレント問題を取り上げたが、当然ながら、教師としての適格性を欠いた
 教師についても、依然として問題があることを再確認しておく。


 【くわけんより】
 提案は、全て実行しますという力強い回答でした。それだけ、この問題については現場ではご苦労が
 あったのか、という印象を持ちました。

2007.06議会 一般質問を行いました。改めて決意表明です。

一般質問に先立って、改めて、その決意を議場で語らせていただきました。

「いよいよ2期目ということで、子育て感覚を市政に、をテーマに頑張ってまいります。
 また、ここで改めて私の議会に望む姿勢を確認させていただきます。
 私は議会活動において、供給者側の理論、つまり所沢市から仕事をもらっている方々や、商売上の便宜を図ってもらっている方々の立場にたつのではなく、需要者側、消費者側、つまり、所沢市に住民税を払い、所沢市から行政サービスを受けている立場の理論にたって活動をするということです。」