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2009年01月28日

2008.12議会 一般質問② ステップアップ調査の現状と今後の活用方策

あまり知られていないが、所沢市独自事業としてステップアップ調査が実施されている。
 この調査は、1年生1回 2年生1回 3年生3回実施
 特に、3年になって、北辰テストにお金をかける経済的余裕がない家庭の生徒、経済的余裕があっても、子どもの進路に関心がない家庭の生徒にとって、重要。
 実際の学校での進路指導でもこのステップアップ調査があることで、先生の貴重な進路指導の資料となっている。
 家庭環境に関係なく、等しく学習の機会を与えられるべきという公教育の理念からすれば、まことにすばらしい調査であると考える。
 それでなくても、埼玉県は業者テストをいみ嫌ったため、公教育の進路指導が事実上解体してしまい、塾が進路指導を担うこととなってしまった。
 現に、私の子供も、北辰テストの結果を受けて塾からの推薦をもらいある私立高校の合格の確約をいただいた。
 
 くわけん 
 所沢市ステップアップ調査の現状や成果についてどのようになっているかお尋ねします。

 赤岩学校教育部長
 平成18年度より始まった「所沢市ステップアップ調査」も今年で3年目。このため、現在3年生は1年次からのデータが蓄積されており、生徒一人一人の経年変化を分析し、向上の見られる教科、分野、領域等はしっかりほめて意欲づけを図り、課題のある部分については、個に応じてきめ細かな学習指導を展開。
 生徒も、自己の学習状況を把握し、重点的に学習に取り組むことができていると認識。
 今年度は、第1、第2学年において、年度当初に1回実施し、面談等の個別指導に生かすとともに進路指導の資料としても役立っていると聞いている。
 費用については市で負担。家庭の経済的負担を軽減し、すべての生徒が同様の機会を持つことができるよう配慮。


(2回目)
 くわけん 
 3年目を迎えて、今後さらに生徒一人一人の学力の定着を保障していくために「所沢市ステップアップ調査」をどのように改善していくのかお答えいただきたい。
 赤岩学校教育部長 
 生徒個票の活用により、生徒一人一人が自らの学力の現状を把握し、学校用資料により、確かな学力の定着のための学習指導の改善に効果を上げている。
今後は、新しい学習指導要領に対応した、調査用紙の改善を行い、よりいっそう使いやすく活用性の高い生徒個票および学校用資料の開発を進めていく。

2009年01月27日

2008.12議会 一般質問① 新所沢西地区学童(生活クラブ)過密解消について

現在緑児童館に併設されている生活クラブは、北小学校および清進小学校の学区の児童を受け入れている。北小にも、清進小にもほうかごところが開設されているが、土曜日や夏休みや冬休みなどの長期休業中には対応できないため、生活クラブの代替機能を有していない。
常に定員オーバー状態であると聞いている。

 くわけん 現在の在籍者数と待機者数は?

 富沢市民経済部長 平成20年4月1日現在、定員80名に対して、在籍者数が80名、待機者が31名。

 
 また以前にも指摘したことだが、現在でも緑児童館生活クラブは、外遊びの回数が制限されている。
 幸いなことに、新所沢複合施設に移転することによって、北小学校校庭が利用できるようになる。
 ところで、定員適正化計画では、生活クラブの民営化もスケジュールにあったはずだが。平成17年3月に発表された所沢市民間委託化推進計画では、児童館管理運営業務について平成21年度は5館、平成22年度は6館の民間委託化が示されている。備考欄にも、「大量退職の時期にあわせ実施」となっている。
 保育園の民営化は抵抗が強いようだが、生活クラブの民営化については保護者は、月あたりの保育料は高くなってしまうことには抵抗はあると思うが、保育園ほどの抵抗はなく、むしろ歓迎する親のほうが多いのではないだろうか?。
 部が違うといってしまうとそれまでだが、なぜ、市民経済部は、児童館生活クラブの民営化にとりくまないのか不思議である。
 

 Q 生活クラブの民営化が一向に進んでいないのはなぜなのか?どういう阻害要因があるのか?
 A 平成19年度から実施された放課後子どもプランにおいて、平成21年度までに、71人以上の大規模児童クラブについては、分割を行うなど適正な人数規模のクラブに転換することとされた。
 所沢市では5つの放課後児童クラブが対象となり、早急に大規模解消を図る必要に迫られたことから、児童館の民間委託化計画の見直しを行った。今後、市立児童館運営協議会からのご意見もいただきながら、委託化を進めていきます。

(2回目)
 平成21年度中に、70名定員以上の学童は補助金がカットされるという。
 そうすると、当然新緑児童館の生活クラブも補助金カットされないように70名定員を厳守することになる。となれば、やはり、清進学区にもう一つ学童施設が必要になるのではないか?
 
 くわけん 平成24年に予定される新児童館の生活クラブ移転後、新所沢コミュニティセンター2階にある現在の生活クラブを清進学区の生活クラブとして残すことができないか?

 富沢市民経済部長 みどり児童館生活クラブについては、最近3年間をみても、毎年定員を上回る入会希望が寄せられており、いわゆる待機児童が発生。また、新所沢複合施設の生活クラブについては、放課後子どもプランに沿って、定員を70名とする予定。このため、待機児童がさらに増えることも想定されるので、新所沢コミュニティセンターの、みどり児童館跡については、市有地等利用検討委員会に諮り、引き続き児童クラブとして利用が図れるよう検討したい。