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2014年08月11日

2014.06 定例会 一般質問③ 北野下富線の進捗状況は

くわけんは、平成16年6月議会で、いち早く北野下富線の小手指陸橋からの工事開始を提案。その後、工事が開始されたか、

くわけん 
 北野下富線の第2工区の進捗状況は?

高橋建設部長 
 都市計画道路北の下富線第2工区ですが、小手指陸橋北交差点から立正佼成会前の市道3-575号線までの延長260メートルの区間については平成22年度より事業をしている、用地の取得状況については、本年3月に、国道463号付近の一部の用地を取得したことから、取得率は約84%。
 工事の進捗状況は、市道3-575号線との交差点から西へ約30m離れた箇所から島忠の北側をはしる市道3-620号線までの区間において、表層部分を残して、延長約130mの舗装が完了。

くわけん 
 すでに工事が終わっている、島忠さんから立正佼成会までの間の道を暫定開業できないのか?

高橋建設部長 
 延長260mの区間のうち、工事が完了した箇所を暫定的に開通し、市道3-620号線から国道463号へ出るにあたり、この交差点には、信号機もなく、国道463号を通行する車と斜めに錯そうすることから、大変危険。
 このため、2工区が完成した後においても、北野下富線を北中3丁目方面から国道463号方面へ向かう車が、市道3-620号線を通行して、国道463号へ出ないようにするため、市道3-620号線との交差点では、右折できないような構造とするよう警察と協議が整っている。
 このことからも、提案の暫定開通は難しい。

くわけん 
 今後の開通見通しは

高橋道路部長 
 260メートルの区間が完成したら、この部分を開通させ、北中や青葉台地区への車の進入量を減らし、安全性を高めていきたい。現在、残りの用地取得に向け、引き続き粘り強く交渉を続けているが、現時点で開通時期については未定。
 今年度の工事については、北野下富線と立正佼成会付近の市道3-575号線が交差する部分の工事と小手指陸橋北交差点付近の雨水管布設工事を計画しており、できるところから工事を進め、早期の完成を目指す。

くわけん 
 既存事業者(島忠)から市に対して要請があったと聞くが、どのような内容か?

小山まちづくり部長 
 平成25年8月に提出された要望書の内容としては、国道463号バイパス沿道の北野新町1丁目・2丁目にまたがる市街化調整区域内において、都市計画道路北野下富線道路築造事業に伴い、移転を検討している既存事業者の店舗を含む大規模な産業・商業施設計画を進めたい旨の要望があった。
 当該土地については、平成23年に開発計画の相談が市にあったが、都市計画法の規定における市街化調整区域の立地基準に合致しないことから、開発はできない旨を伝えている。
 平成25年に出された要望についても、規模は異なるものの、過去にあった相談と同様な計画であったため、開発行為は行えない旨を既存事業者に伝えた。

2014.06 定例会 一般質問② 福利厚生委員会交付金の見直し

 くわけんは、これまでも質問してきた
 
 2004年9月、2009年9月議会と、何度も、福利厚生委員会交付金について糺してきた。
 その結果、当初は、職員1人あたり24,712円支出されていた交付金を、当時の民間企業の1人あたり法定外福利費であった、15,000円以下とすることになった。

くわけん 
 福利厚生委員会の概要は

能登総務部長 
 職員の福利厚生事業を実施するために、昭和61年に設置された任意団体。10名の委員で構成、委員会で事業計画を立て、事業内容を決定し、実施。

くわけん 
 県内の人口30万人以上の市で、職員互助会等に公費を支出しているのはいくつあるのか?

能登総務部長 
 埼玉県調査によると、平成25年度予算で公費支出をしている市は、さいたま市を含め、20市。内、人口30万人以上の市はさいたま市、川越市、川口市、所沢市。

くわけん 
 川越市と所沢市の公費負担の額を示していただきたい。

能登総務部長 
 平成26年度予算では、川越市は592万円、所沢市は2600万円。

くわけん
 川越市と所沢市の違いは?

能登総務部長 
 川越市は、当市のような福利厚生委員会や互助会などの福利厚生事業実施団体を組織しておらず、市が直接慶弔金や人間ドック助成などの福利厚生事業を実施。

くわけん 
 今回の4市のなかで、全体予算額に占める公費の割合は?
また、公費負担の全国平均は?

能登総務部長
 平成25年度の福利厚生事業予算に占める公費の割合は、さいたま市は37.6%、川越市は1.3%、川口市は33.3%、所沢市は72.6%。また、全国市区町村の公費負担割合の平均は、36.4%。ただし、この割合については、それぞれの自治体で割合を算出する数値のとらえ方に違いがあるようで、一概に比較できない。

くわけん 
 市長部局と、上下水道部では、1人当たりの福利厚生委員会交付金の額が違うという。
 それぞれの額を示していただきたい。

能登総務部長 
 平成25年度予算では、市長部局等は、12783円、上下水道部は14000円

くわけん 
 なぜ額が違うのか?

能登総務部長 
 上下水道部は市長部局に比べ、職員数が少なく、遊園地等のチケット購入時に最低購入枚数などの関係で、一定の経費がかさむ場合などがあり、市長部局等よりもスケールメリットがでにくく、結果的に一人あたりの経費が多くかかってしまうため、公費負担額にさがあるものと聞いている。

くわけん 
 スーパー銭湯の利用に補助を出しているが、今議会でも、スーパー銭湯を規制する条例案が審議されている。規制対象業種を、福利厚生の対象とすることについては再検討すべきではないか?

能登総務部長 
 入浴施設の利用に対する補助事業については、職員の保健、元気回復の観点から、福利厚生の対象としており、少ない費用で手軽に利用できることから、職員からの希望も多いため、実施しているもの。

くわけん 
 なぜ、所沢市はこんなに突出して高いのか?総額ベースで、少なくとも、最高でも1人当たり7千円~1万円前後に圧縮すべきではないか?

能登総務部長 
 一人あたりの公費負担額が他市と比較しても高いことは承知している。今後は、職員が元気を回復し、公務能率が向上するための福利厚生事業の運営を目指しながら、一人あたりの公費負担額についても、市民の皆様のご理解が得られるような内容となるよう、福利厚生委員会において十分検討していく。