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2004.6一般質問⑥ 行政評価の外部評価について

 行政評価については、私くわけんも非常に重要なものであると思っております。しかし、詳細にみると、いろんな問題も含んでいます。特に、外部評価といって、外部の第三者の評価が、事情に精通していないために、少し乱暴な結論になっていると感じる場合もありました。そこで、あえて、そういった点に警鐘を鳴らす意味でも質問を行いました。
ぜひ、皆さんも 所沢市の行政評価
目を通してみてください。特に、それぞれの事業について、担当者の正直な評価が垣間見えておもしろいですよ。事業の内容についても、よく理解ができます。
【前口上】つづいて、住民参加の基礎となる行政評価について質問させていただきます。行政評価そのものは大変結構なことであると考えています。議員にとっても有効なツールと認識しています。しかし、実際の評価表を拝見すると、まだまだ改良の余地があると見受けられます。 特に、外部評価については、斉藤市長のマニフェストにもありますが、わたしは、外部評価については拙速にことを進めることについては疑問をもっています。
【問い】 現在の外部評価委員はどういった構成になっているのか?ご答弁願います。
【答え】所沢市では、事業の見直しや説明責任の遂行を図るために、行政評価に積極的に取り組んでいる。評価表の全面的な公開や庁内組織による2次評価、外部委員による外部評価など、他市に先駆けた取り組みを進めている。外部評価については、専門的な観点から客観的な評価を行うことを目的として、昨年度から導入。委員の構成メンバーは所沢市の住民でもある法政大学の廣瀬克哉委員、行政コンサルタントの星野委員、地域政策プランナーの福田委員、および公認会計士の山村委員の4名。(西久保総合計画部長)
【問い】 行政評価の内容を評価するのが議会の仕事です。実際の外部評価結果を見ますと、外部評価が3次評価として位置づけられています。 しかも、先ほど来話題になっている緑児童館の生活クラブについては、総合評価は「終了」とされています。予算措置も「減額」と判定されています。ただ評価表と一次、二次評価を見ただけで安易に「終了」とされても困ります。 先ほども青少年課から答弁があったように、当面は生活クラブを継続するということなんですから。 こういう点からしても、事務事業評価に安易に外部評価を行うことについては慎重であるべきです。このことを持ってしても、外部評価が「木を見て森を見ず」という状態に陥っているといってよいでしょう。 また、今回の外部評価のメンバーの顔ぶれを見ると、むしろ直接的に事務事業評価を行うのではなく、まだまだ、一次評価などは改善の余地も見られるようですから、評価の方法についての評価をしていただくほうが適当ではないでしょうか。 むしろ外部評価を行うというなら、施策評価に対して、市民の方も入る形で行うことが適当と考えますが、いかがお考えですか?
【答え】 外部評価の結果を全面的に受け入れているわけではなく、あくまでも参考にしているということ。外部評価も3年目を迎えているので検討・研究をしてみたい。(西久保総合政策部長)

コメント

『行政評価については、私くわけんも非常に重要なものであると思っております。しかし、詳細にみると、いろんな問題も含んでいます。特に、外部評価といって、外部の第三者の評価が、事情に精通していないために、少し乱暴な結論になっていると感じる場合もありました。』 この意見、同感です。
これからは、行政が行った施策を「時間と共に変化したできごと」、「場所に関わるできごと」をデータベース化して市民に「変化を見せる」ことが、公正かつ平等な判断基準を与えて行くと信じます。
先日(22日)、「社会事象情報システム学」の研究発表会(長野高専テクノセンター主催)に参加しましたが、京都大学防災研究所 総合防災研究部門と連携して「時間情報と空間情報の同時制御」という全く新しい概念に基づくツールが完成しました。
 行政評価判断ツールの一手法として活用ができます。恐らく、このツールを手にしたものは、”神の手”を入手したと同様な爽快感を味わうかも。
 23日(金)日刊工業新聞に、ツール”myExp”が紹介されております。-----


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