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2004.9月議会 一般質問① 乳幼児医療制度について H16.9

さて、先週、週刊朝日に「住んで得する街126市区ランキング」という記事が掲載されていました。 所沢市は、様々な指標で、全国トップクラスでした。 例えば、上下水道負担は4番目に安く、住民1人あたりの行政コストでも、住民1人あたりの行政コストも低いほうから4位、住民1人あたりの借金も低いほうから24位と少なく、まさに住んで得する街といえましょう。 しかし、これだけ優等生の所沢も子育てについては、東洋経済新報 2000年全都市子育て指標30位以内に入っていません。また、ここにアエラ別冊「子育てで選ぶ街」という雑誌があります。この中で、所沢市は、保育料の上限額は安いと言われる東京23区よりさらに安いという結果がでています。ところが、待機率では10.53とこの雑誌の調査ではワースト1です。この値は、最近の保育園のデータが含まれていないためいまは、もっと値は改善していると思います。 また、延長保育時間も短いため、この図では、預けにくく入りにくいというところにランクされてしまいます。
 いつも思うのですが、どうも所沢はそれぞれの事業にそれなりの予算は使っているのに、事業のすすめかたに工夫が足りないために、実態以上にイメージを悪くしているようです。
○乳幼児医療費給付制度について その代表ともいえるのが、乳幼児医療給付制度の運用です。埼玉県下で制度がある自治体は少数派です。にもかかわらず、いわゆる現物給付でないために、同じ予算をかけていても、評価が下がってしまいます。 実際に私も、この所沢市で子育てをしている。先日、わが娘が夜突然調子が悪く市内の2つの病院にかかりました。会計時には、特に案内もされなかったため乳幼児医療費交付申請を出さなかった。後で領収書を持って市役所1階の窓口での実際の対応にびっくり 領収書を提出したところ、もう一度かかった病院に申請書を書いてもらってくれという。以前住んでいた大田区では、乳幼児医療証があれば、一度申請すれば、区に出向く必要なかった。 以前から公明党、共産党の議員の方々がこの問題について質問をされている。 6月の定例会でも城下議員が質問。 先ほど紹介した雑誌をみてもわかる通り、育児環境で住むところを選択する「子育て移民」というのはもはや現実のこといってよいでしょう。 福祉という観点ではなく、将来への投資という観点で、もう一度考えなおしていただきたい。 所沢市は、常に県内の比較で所沢市が進んでいるという。しかし、国勢調査を見てもわかるように、毎日77000人の市民が「東京」に通勤。たとえば職場で、子育て環境の話題になったときに、都内は全て、現物給付が実現。そういう都市と比較すると、所沢は遅れているとなる。たとえば、子育て世代の方が子育てのために、東村山と所沢どちらに住もうかとなった場合、この点について言えば東村山を選択。 県内であっても所沢のライバル 川越市はすでに、3800万円国保の減額を受け入れて実施。 子育て世代が一人、所沢に引っ越してくれば、子供がいる家庭はなかなか引っ越さないから、少なくとも10年~20年は市民税を納めてくれる。そしてその子供たちが所沢を気に入ればさらに、住み着いてくれる。例えば、所沢市は約3800万円をかけて現物給付を行いそのことによって、年に市民税を40万円10年以上住み着いて納めてくれる市民が新たに10人以上増えれば、十分投資としてペイする話である。さらにその家族が家を買えば、固定資産税都市計画税も入ってくるのです。 現実に所沢市は、私が勝手に名づけているが2007年問題を抱えている。つまり、現在最も人口階層として多く、かつ市民税の課税額も大きい50歳~60歳の団塊の世代が、退職時期を迎える。所沢市の財源推計では甘く見積もっているようだが。この世代が最大の市税の供給源から、2007年を境に行政サービスの消費者へと変化する。 さらに所沢市は団塊の世代の下の層つまり40代が少ない。 
Q 今後の所沢市の税収の安定的な確保のためにも、投資として、3,800万円をかける価値は十分あると思うが、それでも、やはり乳幼児医療費の現物給付はできないのか?
A 健康保険組合による家族療養費付加給付金の取り扱いに関して、助成の公平性の問題がある。また、国民健康保険への国庫負担金の減額措置の問題がある。 財政状況は厳しいので、窓口払いの廃止は難しい。 なお、平成14年11月より市内医療機関の協力で、申請の簡素化を実施しているので、毎月市の窓口に出向く必要はなくなった。
Q 実は、市民医療センターでも、まったく制度の案内がなかった。これはどういうことなのか?予算を割けないというなら、せめて、市の医療機関である市民医療センターでは、乳幼児医療証をもっている患者がきたら、制度の案内をするべきではないのか。
A 引き続き医療機関に協力をお願いして、そういうことのないように対応してまいりたい。(市民医療センターについては)今後は見えやすいところに張っていきたい。
3回目 Q 医療証を持っていた場合には、一言こういう制度があると窓口で言うことはできないのか A 医療機関にはそのように協力をお願いしていきたいと考えている。

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