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2012.03 一般質問④ かしの木学園と松原学園の統合運用について

かしの木学園は、肢体不自由児対象、松原は知的障碍が対象とはっきりと役割分担があったように記憶していたが、今回の議案となっている、かしの木学園や松原学園の条例を拝見すると、はっきりとはわかれておらず、重複する部分も多い様である。
ここで、改めて、
くわけん 現状での、松原学園とかしの木学園の対象児童はどうなっているか?
仲こども未来部長 松原学園の対象児童は、3歳から小学校就学前の児童で、知的障碍または、発達障碍。かしの木学園は、小学校就学前の自動で、身体障碍、知的障碍、発達障碍3障碍すべて。

くわけん それぞれの運営主体は?
仲こども未来部長 松原学園は市の直営、かしの木学園は指定管理者制度により所沢市社会福祉協議会に管理運営を委託。
くわけん 障碍種別も重なっているのに、なぜ運営主体を分けているのか?どういった経緯で分けたのか?
仲こども未来部長 松原学園は児童福祉法に基づく障碍児通園施設として昭和46年開所。その後、知的障碍児通園施設となり、現在に至る。かしの木学園は在宅生活を送っている重度障碍児が通える施設の設置要望を受け、法によらず市の独自施設として昭和49年に設置、当初から所沢市社会福祉協議会に委託。平成18年に3障碍を対処うに、障碍者自立支援法に基づく児童デイサービス施設として指定管理者制度を導入。このようなことから、運営主体が別れる。


くわけん 知的障碍児や発達障碍児については、両施設ともに受け入れていることがわかった。だとするならば、一体運用を目指していく必要があると思う、
校庭やプールの共用は可能か?
仲こども未来部長 園庭利用については、松原学園の子供たちは比較的活発に動く子供が多く、一方、かしの木学園の子供たちは、低年齢児や重度心身障害のある子供も利用していることから、常時園庭を共用することは、安全管理上難しいと思われる。しかし、かしの木学園が実施する夏祭りや運動会などの行事を松原学園の園庭で行うことや、子供達の交流活動、、またはプールの利用は可能であると考えている。
くわけん 教室の利用については、どうか?
仲こども未来部長 松原学園では指導室や遊戯室などは保育の中で常時使用しているので、管理運営が同一でないことや、動きの違う子供達が一緒に利用することは安全管理上難しい点があるが、交流活動等の機会には遊戯室などの活用を検討していく。

くわけん 厨房の安全衛生基準もO157などの発生により相当厳しくなっている。
食品衛生の観点からも、松原学園の厨房でかしの木学園の調理も行うなど厨房は松原学園に一本化すべきではないか?
仲こども未来部長 厨房についても施設の運営形態が異なることから現状では難しいが、緊急時などは対応していきたい。

くわけん やはり、運営主体が別れていることから、運営の一体化が難しい印象を受ける。
ゆくゆくは運営主体を一本化すべきではないのか?
仲こども未来部長 両施設の運営については、これまで法律や立地場所の関係もあり、それぞれ別々の施設運営を行ってきた。本年4月1日からは、松原学園がかしの木学園の隣地で業務を開始すること、また法律改正により、松原学園とかしの木学園が児童福祉法のもと、同一の児童発達支援を実施する施設となったことから、両施設については、改めて検討する必要があると考えている。
 こうしたことから、こども未来部内に、今後の運営を検討するプロジェクトチームを設置したところ。検討に当たっては、施設の持つ利点や共通点を確認するとともに、(仮称)総合福祉センター内に予定されているこども発達支援センターとの役割分担も踏まえて、できる限り早い時期に方向性を出していきたいと考えている。いずれにせよ、障碍のあるお子さんや保護者にとって、より利用しやすく、また充実した支援体制となるよう検討していきたい。

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