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2004.6月議会 一般質問① 長崎・同級生殺害事件を受けての対応

 この質問は、答がそう簡単に得られると思って質問したわけではないのですが、「子育て感覚を市政」へをテーマにしているくわけん(くわはた健也)としては、避けて通ることができない課題でしたのであえて、問題提起させていただきました。以下、質問と回答、感想です。
【前説】 先日、長崎での小学校6年生の同級生殺害事件という大変衝撃的な事件がございました。 私も、同じ学年の子を持つ親ですので、被害者の親となる、あるいは加害者の親となる可能性もあると想像すると、今回の事件はとてもひとごとには思えません。   こうした事件が起こると、いつも、学校教育が批判の遡上に上るのですが、こうした事件は、もはやこれまでの先生方の経験で対応できる限界を超えていると私は考えております。今回の事件とインターネットとの関連を論じる報道もよく目にします。
 確かに情報化社会が進んだことで、現実と仮想との区別がつきにくい時代になってきているということも背景にあるのかもしれません。 やはり、教育での対応とともに、学校カウンセラー制度等、心理学的なアプローチや医学面からのアプローチを含めたより多角的な対応で取り組む必要があるものと思われます。 また、もっと現実の世界を生々しく体験できる機会を設ける必要もあるでしょう。
そこで、質問ですが、
【問い】 所沢市の小中学校では、今回の事件を受けて、どんな対応を行ったのかそして、所沢市でこのような事件を発生させないために、どのように対応すべきと考えるのか、についてご答弁を願います。
【答え】 教育現場では絶対におきてはならないこと。これまでも、教育センターの教育相談室 健やか輝き支援室が支援。精神科医やスクールカウンセラーと連携、早稲田大学など幾 つかの大学と連携し、心理学専攻の学生を市内の小中学校に学習支援員として派遣。 100名を超える教員補助員、のびのび学習支援員などを配置。 情報社会に参画する態度の育成に努める。 (町田学校教育部長)
【感想】なかなか、これといった決め手がないのは実情でしょう。わたしも軽々にコメントはできません。先日、向陽中学校のさわやか相談員をされている宇津木先生のお話を聞く機会がありました。宇津木先生によれば、最近の子供は、第二次性徴の始まりは早くなっているが、こころの成長はむしろ、遅くなっている。そのギャップというのが広がっていることに注目するべきである、というお話をされました。まさに、小学6年生というのは、思春期の入り口でもあり、心と体の成長がアンバランスになる時期です。そこに、インターネットという想念を増幅する世界がであったときに、私たちのこども時代には考えられなかったような、衝動というものを誘発する可能性を秘めているのかもしれません。

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