2007.06議会 一般質問② 新行革大綱制定にむけて
くわけん
いよいよ、平成16年度制定の新行革大綱が本年度で計画年度が終了。
この4年間の成果をふりかってみますと、私は、有言実行宣言の名に恥じないような成果があったのではないかと、積極的に評価。
特に、行革に関連した、定員適正化や人事給与の制度改訂は、予想以上に進捗したと評価。
もちろんいくつかは、あとで述べますがあまりおもわしくなかった点もある。
(市長に)
平成16年制定の大綱の総合的評価は?例えば100点満点でいえば、何点ぐらいか?
(部長)
これだけ行政評価、施策評価ということを言っているのだから、
新大綱策定の前に、それぞれ取り上げた項目についての進捗状況を評価するべきではないか?
特に「行政経営」有言実行宣言行動計画表など、具体的に期限や、数値目標を定めたものについての自己評価を公表するべきではないか。まとめたものはあるのか。あれば是非公表するべき?
一方であまり思わしくなく、かつ積極的にすすめるべきだったのが、入札改革と、人事交流。
人事交流については、また別の機会に改めて触れる。
入札改革はやはり不十分。
落札率だけで語りたくはないが、現状の所沢市の落札率をみれば、やはり入札改革が進んでいるとは、他市で入札改革が進んだところと比較しても評価できない。
国も県も、公共調達に関しては、積極的だ。
今日の新聞でも、県の取り組みが紹介されている。
今後に向けて、入札改革の指針も行革大綱の制定を行う、あるいは、入札改革についての目標値を設定するなどが必要ではないか?
行革の一貫として事業仕分けにも取り組むべきでは。
補助金・交付金についても削減方針と目標を掲げるべきではないか?
新行革大綱の運営推進体制は?
前回のような、策定委員会を設けるのか?
それとも、5月24日開催の行政経営委員会で公表されたように、職員が中心となってとりまとめることとなるのか?
今後のスケジュール
議会への報告はいつになるのか?
全て決めてから議会への報告ということか?
行政経営委員会での資料によれば、来年1月ごろを目途にパブリックコメントを予定しているようだが。
12月議会前後にパブコメ以前に、全協などを開くべきでは
それとも、パブコメに議員も意見を寄せろということか?
行革も重要であるが、歳入を増やす話はどこでするのか?
わが、会派では成長戦略として所沢サバイバルプランを提案している。
斉藤市長
41項目中 33項目については目標達成した。そういう点からすると進捗度としては80.5%である。また、効果額は、平成16年度においては約12億円、平成17年度においては、約6億円、平成18年度においては約9億円、3年間トータルで、おおよそ27億円の削減につながった。
西久保総合政策部長
平成18年度までの実施状況については所沢市ホームページに掲載。
「入札制度等の見直し」については、電子入札を一部実施するなど、見直しに向けた取り組みを実施、「人事交流の推進」については、埼玉県、環境省などに職員を派遣するとともに、豊島区と職員相互派遣を実施し、人事交流を行っているところ。
策定体制については、本年度5月より庁内職員による「行政改革大綱検討委員会」を編成し、素案策定に着手。
新大綱については、本年3月に策定された「中長期財政計画」に示されている数字を根拠とし、財源推計も十分に配慮。
「行政改革大綱検討委員会」とは別に全職員から、「行政改革大綱策定に関するアンケート」も実施する。
「所沢市行政経営推進委員会」においても新大綱見直しのポイントとなる視点や枠組み等意見をいただくために、会議を開催。
今後のスケジュールとしては、10月までに素案。市長ヒアリング、政策会議、市民に対するパブリックコメントを実施。
補助金交付金見直し、入札改革指針制定、事業仕分け、歳入確保等の提案は検討する。
議会へも素案ができた時点で説明を行う。