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2007.09議会 一般質問④ 給付実績と認定情報の突合について

 介護保険の給付は年々増加の一途。給付の適正化が、介護保険の永続性を担保するためにも必要。今次の介護保険制度改正でも市町村の任意事業として、介護給付等費用適正化事業が、重要であるとの認識が示されている。
 平成16年度に、国保連合会は介護給付適正化システムを稼動させた。これにより、
国保連から、給付実績が送られてくるようになったため。所沢市にある、老人医療給付の実績情報や、介護認定情報など、2つの情報を突合せることによって、理論的には、給付の適正化が図られる条件がそろったことになる。
 例えば、介護認定では、家事ができると思われる心身状態で、認知症がないか軽度の要介護1の被保険者に対して、もし、通所リハビリの若年性認知症ケア加算が給付されている、あるいは、訪問介護の深夜加算時間帯の一時間以上の2人派遣が給付されているなど介護度に応じて設定されているサービスメニューであっても、利用者の状態によっては、ありえないサービスというのが提供される可能性があるわけです。こうしたチェックを所沢市はしっかり行っているか、ということについて質問です。

くわけん
 Q1
 所沢市では、国保連合会から送られてくる給付実績を利用したチェックをおこなっているのか?
 Q2
 特に、所沢市が所有する介護認定情報との突合せをおこなっているか?

 小野保健福祉部長

 毎月のデータ量が約1万7,000件と多いこと、既に国保連で、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターから提出された給付管理票情報とケアプランの突合チェックを行っているので、チェックは行っていない。

 認定情報との突合は、行っていない。しかし住宅改修費や福祉用具購入費の申請時、要介護状態と照合している。介護保険低所得者等助成金の支給審査過程において、利用料の領収書と給付実績の突合を行っている。
 今年度からは、介護給付費通知を発送するほか、県がサービス事業所を対象として実施する実地指導への市の介護保険課職員の同行を開始。

(2回目)
 くわけん
国保連から来るデータはシステム本体に取り込めるのだから、給付実績データと突合せはできないのか?また医師の評価についてはデジタル化しているのか?

小野保健福祉部長
 新たなシステム開発を検討してみたい。医師の評価はデジタル化しているが、特記事項の部分はデジタル化できていない。

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