« 家庭新聞 市政60周年によせて 寄稿しました | メイン |  6月定例会の一般質問項目です。 »

介護保険は老いを守るか(岩波新書)批評①

 先日の自治体経営学会で、介護についてのシンポジウムのパネラーであった沖藤典子氏の発言がおもしろかったので、彼女が書いた岩波新書「介護保険は老いを守るか」を早速買って読んでみました。
 非常に示唆に富む構成と内容でしたので、賛同する部分と賛同しかねる部分についていくつか批評(批判ではありませんよ、批評ですよ)をしながら、あるべき介護の姿について考えてみたいと思います。

 岩波新書では、これまでも、私の松下政経塾の先輩である、山井和則著、世界の高齢者福祉や、山井さんと山井さんの奥さんであり、私の松下政経塾の同期である斉藤弥生さんによる体験ルポ 日本の高齢者福祉という名著があります。
 ちなみに、体験ルポ日本の高齢者福祉には、私の名前も登場しますので、探してみてください。
 
 松下政経塾で研修担当をしているときに、山井、斉藤両氏のご指導のもと14期生の共同研究テーマとして「高齢者福祉」を取り上げました。
 そんなこともあり、介護保険という制度ができるという話は、山井さんから聞いていました。
 それ以外にもこの二人からは、随分と高齢者福祉や地方分権について学ばせていただきました。
 二人が、当時の松下政経塾の機関紙に書いた記事はいまでも大変参考になります。

 高齢社会こそ、市町村の時代

 また、14期生には、全国の高齢者福祉施設で現場体験をしていただきました。
 その時のレポートが

 政経塾生 老人福祉実習日記

 です。私も、研修担当として、老人病院で実習のまねごとをさせていただきました。また、いくつかの特養施設を見学しお話をきかせていただきました。

 つづく

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kuwaken.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/311

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)