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会派「翔」マニフェストの評価について⑤

昨年の10月30日まで投稿した内容の続きです。
マニフェスト大賞で、議会会派優秀賞を受賞した会派「翔」マニフェストの検証についての記事です。
わる雑誌にくわけんが投稿した内容を再掲いたします。

前回は、議会マニフェスト作成にあたって、前提となる政策についての構想の重要性と私たちが提示した構想「所沢サバイバルプラン」(抄録)をご紹介した。今回は、私達が提案した会派「翔」のマニフェスト(以下、特に断らない限り、会派マニフェスト)と、その現時点での評価、特に財源の項目をどのように取捨選択、決定したかを中心にご紹介したい。

任期4年を限度とした提案

 表に私どもの会派マニフェストをまとめた。ざっとみていただければわかるように、「期限、財源、数値目標工程表付きで、選挙後、進捗率の事後検証ができる」ことを目指した。 
工程表とまでは行かなかったが、それぞれの政策の期限を2年後、4年後の2つに分類している。任期4年を超えるような提案はしていない。このため、提案が小粒の印象も否めない。例えば、「新駅を増設します」といった10年単位の取り組みは掲載していない。考え方としては、4年任期を超える約束は無責任ではないかということと、完全に会派内で合意をとったわけではないが、大きな話かつ抽象的な政策は、個人の「公約」として、表現しようということであったと思う。
ちなみに私の独自の「公約」は3つ。①投票率50%を超える議会をつくろう、②小中学校の一人あたりの先生の数を日本一にしよう、③らくがきのないまちにしよう、というもので、いずれも4年ではなかなか達成しにくい項目である。しかし、実際には、マニフェストとも連動しており、①は、議会改革の項目であり、②は「7.教員(補助)を100人増やします。(1億円)」という項目に反映している。
 結果的に、長期的な目標は個人の公約に、その目標を具現化するための試みはマニフェストに記載、と棲み分けた形となった。

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