会派「翔」マニフェストの評価について⑯
デザインと発表会
さて、ある程度網羅性のあるマニフェストができたら、素案の段階で、住民の皆様に対して発表の機会を設けるとよい。発表会で、新たな提案をいただくこともできるし、場合によっては、マニフェストから項目を取り下げる可能性も出てくる。私達の会派では、4年前にマニフェスト発表会を実施した。発表会の質疑応答ではある項目については反対の意見が出された。結局その項目は、掲載することとなった。しかし、そうした意見交換を通じて、さらにマニフェストが洗練されてくる。マニフェスト発表会の開催の告知を通じて、マニフェストの存在そのものを周知させることができる。残念ながら、4年前は、マニフェストはそれほど住民の皆さんに馴染みがなかったせいか、発表会の集客状況は今ひとつであった。発表会の前には、前々回ご紹介した、マニフェストをA3二つ折りでオールカラーのマニフェストのリーフレットを市内3駅の駅頭で配布し、近隣にもポスティングを行った。
今回の4つの論点についても、既に地域新聞に掲載を行った。どういう反応があるかどうかを知るためである。小規模であってもマニフェストの発表会は行い、住民の率直な感想をお伺いする機会を設けるべきである。発表会に向けては、やはりリーフレットを作成することをおすすめする。その際には、中身だけでなく、リーフレットのデザインにも気を配る必要がある。デザインにどのようなカラーを使うのか、どういった字体を用いるのか、読みやすくわかりやすくするためにはどういうデザインがいいのか等々重要である.デザインがマニフェストの項目同様に、マニフェスト作成者の考えを伝える重要な媒体となるからだ。