« 会派「翔」マニフェストの評価について⑭ | メイン | 会派「翔」マニフェストの評価について⑯ »

会派「翔」マニフェストの評価について⑮

論点4)西武新宿線東西線乗り入れと、12号線の東所沢延伸
 この論点は「交通」問題である。特に鉄道のある自治体にとってはどう鉄道を有効活用していくかが重要な論点となる。鉄道のない自治体にとっては、交通問題は自動車道路問題と関連してくることになるのだろう。

 論点4の具体的項目案は、実際は、鉄道事業者や国、県との連携が重要になるので、項目としては、「東西線乗り入れ沿線自治体期生同盟を組織し国や事業者に働きかけます」といった表現にならざるを得ない。

4つの事例でも明らかなように、論点について、例えばゴミ有料化推進か、そうでないかなどを決定する必要がある。これらの決定によって、自分たちの政治的な立場もはっきりしてくることになる。

 政策実施にかかる費用の積算
 この点については前回詳細にご説明したので、詳しくは触れないが、なるべくなら概算額を算定する努力をするべきである。なかなか概算までできない場合であっても、より具体的な項目にまで落とし込んでいく努力が必要になるだろう。この費用の積算が、マニフェストの実現性を計る重要な指標となるからだ。あまりに費用のかかる項目は、そもそもマニフェストの項目としては現実的ではない。例えば、所沢市で言えば西武鉄道の路線を連続立体交差とする事業などは、100億円に近い費用がかかる。この項目をマニフェストに採用するのははばかられる。せいぜい、掲載するとしたら、「連続立体交差の調査を行う」にとどめることになるだろう。最も、この点が前々回にも議論したように、短期的な成果を求めるマニフェストの欠点でもあるのだが。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kuwaken.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/391

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)