« 会派「翔」マニフェストの評価について⑰ | メイン |  2・27くわけん(会派「翔」)マニフェスト案発表会開催 »

DP研究フォーラムを開催しました②

 当日は、世界でも初めて、DPを実際に取り入れての自治体総合計画づくりを行った
藤沢市の海老根市長と、先んじて道州制をテーマにDPを実施した神奈川県、松沢知事
の両者からの事例報告がなされました。松沢知事はDPの事例報告に加えて、これも全
国初のいわゆる禁煙条例についても報告がありました。

 松沢知事は、ご自身も、小泉元首相と組んで熱心に活動していた郵政民営化を例にひいて、反対派を追い込むようなことをしては、結局、郵政民営化が追い出した人によってつぶされた例を教訓にしたとのことでした。禁煙条例制定にあたっては反対する方々との議論も3年かけて徹底して行ったとのことでした。
 議会からも、罰則と小規模事業者の除外規定をもうけるようにとの要望がでたそうですが、罰則はそのままで、除外規定は取り入れたとのことでした。
 松沢知事の政治信条は、かつて米国下院議員についてインターン活動をしていた際に、その下院議員が「政治は妥協の芸術」(politics is the art of negotiation)という言葉だそうです。

 さて、フォーラムですが、報告だけでは、なかなかDPについて理解しがたいという声も多かったため、
1時間の模擬DPを、ファシリテーターのもと、以前、藤沢市DPでファシリテーターを経験した方が、
今度は討論参加者として藤沢市民を演じました。くわけんも討論に藤沢市民になりきって参加しました。
 その後の質疑応答では、活発な意見交換がなされました。
 
 公募型市民参加も大事ですが、やはり、公募に応じて来ない方々の声も取り上げていく仕組みとしてDPは大変有効なしくみだと思います。今後も、私も松下政経塾政経研究所自治体経営改革プロジェクト副座長として、DPの研究、普及に取り組んでいきます。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kuwaken.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/395

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)