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原子力発電についてつらつら考える ②

 日本は、唯一の被爆国であることと、米国の傘の下にあったこともあり、、自力での核兵器開発は行って来なかった。当然、米国なども日本の核兵器開発を容認するわけもなかった。日本も、核兵器を保有する「意思」は表明してこなかったが、一方、潜在的な核開発能力の構築については、営々と続けてきた。
 核兵器開発に必要なものは、ミサイル技術とウランやプルトニウムなどの核分裂物質である。
 最近、イラン制裁強化が取りざたされているのも、イランが積極的に核分裂物質をため込んでいて、もうすぐ、核弾頭作成に必要の量を確保しつつあることに対する反発である。
 イランが核分裂物資をため込んでいる表向きの理由は、医療用核のためといっている。
 3.5%濃度のウランが1000キロを濃縮すると核兵器1発分に相当するという。イランは、IAEAを4900キロを保有しているので、大体2~4個の製造が可能であるといわれている。
 では、日本はどれだけの核分裂物質をためこんでいるのか。
 プルトニウムベースで言えば、2010年末で、国内に約10トンのプルトニウムをため込んおり、8キロで、1発の核弾頭ができるということなので、1000発以上が開発できる量を保有していることになる。
 原発は電気も生むが核廃棄物という名の、核弾頭の素材も生むという仕組みだ。
 一方のミサイル技術であるが、こちらも営々とロケット技術を積み上げてきた。

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