« 2004年04月 | メイン | 2004年06月 »

2004年05月24日

きれいな空気とぜんそく

 21日の夜は、向陽中学校の歓送迎会に参加しました。そこで、ある方から興味深い話をお聞きしました。
 私が、お酒を飲むとぜんそくの発作がでるので控えているとお伝えしたところ、実はその方のご子息もぜんそくで苦しんでいらっしゃったとのことでした。 しかし、一連のダイオキシンに対する規制強化で、ぜんそくの発作の回数が随分と減ったそうです。
 また、やはり規制前には、産業廃棄物処理場からの独特の臭気が漂ってきたが、今はそうした臭気は漂うこともなくなったとのことでした。
 環境問題については、科学的な検証が必要なことはいうまでもありませんが、環境の変化となんらかの体調不良との因果関係を科学的に証明するというのは非常に難しいし時間もかかります。(例えば水俣病や href="http://eco.goo.ne.jp/ecoword/files/word/435.html">杉並病) そうした経緯もあり、杉並病では、「国の公害等調整委員会はw「原因となった化学物質を特定することなくw「原因が化学物質にあるとする裁定を下した。」そうです。
 行政は「市民の生命と財産を保全する」というもっとも基本的な責務を負っているのですから、こうした変化にこそ敏感であるべきと、私は考えています。 今回の変化は、むしろ逆の事例ですが、こうした市民の方の実感というものも非常に重要であると、あらためて気付かされました。

2004年05月21日

市内の施設見学をしました(その2)

18日に引き続き、19日にも、市内の施設を見学しました。 午前は、第1給食センターと埋蔵文化財調査センター。昼食は完全電化された調理場を持つ、三ヶ島小学校の給食をいただきました。午後には、北野一般廃棄物最終処分場、消防本部、女性センター「ふらっと」を見学。
 埋蔵文化財調査センターでは、所沢から出土した埋蔵文化財を見てきました。 面白かったのは、遺跡の分布図で、やはり、川沿い(柳瀬川・東川)に人がすんでいたのですね。
 まちづくりと埋蔵文化財は一見関係なさそうに見えますが、その地域の風土や個性を知るために、埋蔵文化財とその調査結果は貴重な示唆を与えてくれます。 三ヶ島小学校は、栄養士以外はすべて民間委託だそうです。 調理場が電化されているということは、コンロなどもすべて電気式ということで、ガスが一切使われていません。
 そのため、調理場の温度が高くならない、揚げ物の温度が一定に保たれる、ご飯がIHジャーですので、ムラなくふっくら炊き上がる等のメリットがある、という説明を受けました。なるほど、ご飯はおいしかったですし、揚げ物のししゃもフライも、外はかりっと、中はしっとりとしていました。
 余談ですが、今回給食で出されていたししゃもは、いわゆるカラフトシシャモ(カペリン)でした。もう、最近の子供たちは、カペリンがししゃもだと思っているのでしょうね。参考 日本ししゃも事情
 食育教育が盛んにいわれていますが、カラフトシシャモはあくまでもししゃもの代用魚であること、日本語の柳葉魚(ししゃも)とは違うことを、機会を捕らえて説明して欲しいですね。
 消防本部では、国から支給されたという、生物化学兵器対応キットを見ることができました。やはり生物化学兵器によるテロというのも遠い国の出来事ではないんだということを改めて思い知らされました。 消防署といえば、なんといっても緊急出動用のポール(2階から1階へ階段を使わずすばやく降りるためのポール)です。ポールの見学を楽しみにしていましたが、残念ながら、今は使っておらず取り外したそうです。
 今回は、議会事務局のお膳立てで、視察を行いましたが、今後も「現地現場主義」で積極的に市内外の施設を訪問したいと思っております。  こういう施設を訪問しては、この施設はこういう問題点がある、といったことがあれば是非、教えてください。

2004年05月19日

市内の施設見学をしました(その1)

18日は、主に東部地区を中心に、市内の施設見学をしました。参加者は、今回補欠選挙で当選した議員です。午前には、東部クリーンセンターとエコロ(リサイクルふれあい館)、中富南コミュニティセンターとひかり児童館。午後には、市営の老人ホーム鶴亀園、保健センターを見学。
東部クリーンセンターは、ダイオキシン除去については、国の基準の10倍の厳しい自主規制をおこなっているとのことでした。おそらく所沢市の施設でもっともお金がかかっている施設でしょう。(260億円。周辺整備を含めると300億円)。クリーンセンターの屋上緑化はうまくいってましたが、同時期につくられたエコロの屋上緑化はあまりうまく行っていないようでした。エコロの屋上は普段は鍵がかかっていてみられないようですし、うまくいっていなくても目立たないので、コストもかけていないのでしょう。
ひかり児童館は、生活クラブ(市営の学童です)が併設されています。ここの生活クラブはおやつがないとのこと。その理由は、生活クラブが小学校から遠いため(中富小)、クラブまでの移動に30分~40分かかり、おやつを食べていると、ほとんど遊ぶ時間がないのでやめて欲しいとの親御さんの希望があったとの説明を受けました。
保健センターでは、丁度ポリオワクチンの接種を行っていました。余談ですが、ポリオワクチン接種については様々な議論があるようです。ポリオワクチンについての一般的な知識については
Q&A ポリオの生ワクチンをご参照ください。
以上ざっと駆け足で、第1日目の視察内容をご紹介いたしました。