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2005.03月議会 一般質問⑤ 所沢市の防災対策について その1(資金準備状況)

 12月に、新潟市小千谷市への震災後の復興状況等について現地視察へ行ってまいりました。 その時のレポートは 新潟県小千谷市レポート     をご参照ください。
 このレポートでも予告しましたとおり、2005年3月議会で、震災の対応について質問いたしました。
 Q 近隣市町村の財政調整基金積み立て状況はどうなっているのか? A 財政調整基金は、景気や社会情勢等の変化によって生じる財源不足を年度間で調整するためのもの。また、緊急不意に発生する大規模な行政課題に対応する際も、その財源として大きな効果を持つ。 近隣の状況であるが、平成16年度末では、川越市が約29億円、狭山市が約18億円、入間市が約7億円、川口市が約64億円、越谷市が約20億円。   Q 災害対応のためにも、もっと財政調整基金を積み立てるべきではないか? A 基金の額については明確な基準が設けられていない。しかし、一般的には予算規模に対して5%程度が適当といわれている。
 Q 財政調整基金以外の積立にはどんなものがあり、それぞれいくら積立てられているのか?その総額は? A 緑の基金、道路整備基金、中心市街地再開発整備基金などがある。この3つの基金をあわせると、平成16年度末残高見込みは、約15億4,840万円。また、平成17年度末の残高見込みは、約11億6,170万円。
 Q もし、災害が発生した場合、どれだけの資金が短期で借りられるのか?市中金融機関と、緊急融資のためのクレジットライン(緊急融資限度額設定)のようなものの設定はしていないのか?(例えば、短期で50億円用立てますといったような) A 指定金融機関との間に締結している当座借越契約によって、20億円を限度に借り越しができる。また、一時借入金限度額として、予算により50億円を設定。  Q 財政調整基金の本来の目的からすれば、災害対応にはなじみにくいということであれば、災害対応基金のような積み立てを別途行う必要があるのではないか? A 厳しい財政状況下で新たな基金創設は困難。

コメント

新潟県小千谷市の鞍立(くらたて)です。桑畠市議が質問しているように、リスクマネージメントとして、いろいろな想定し、現状を認識することは行政の備えとして非常に重要だと思います。特に、本格的な復旧、復興は財政を抜きにしては考えられません。被災しての反省としても、財政のようなマクロから、細かい部分のミクロを総括的に検討する必要性があったことを痛感しています。

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