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2005.12月議会 一般質問④ 向陽中学校柔剣道場の建設について

生徒の柔剣道へのニーズについても以前話があったが、現場の先生方も柔剣道場を必要としている。特に向陽中が荒れた時期には、学年ごとに集まる場所が必要。そういった生徒指導の観点からも必要性が高い。
 予算的な制約条件が厳しいことも理解しています。
 そこで、今回は、予算制約の問題ではなく、建設にあたっての物理的な制約条件についてはっきりさせておきたい。


Q まず、柔剣道場を単独で立てる場合、1)普通教室棟と特別教室棟の間に立てる
2)現在のバレーコートのところに立てる 3)体育館横の特別教室を一部つぶして
既存の体育館と並べて立てる 4)グラウンド南側に立てる
 それぞれのどういう問題点が考えられるか。

A 1)普通教室棟と特別教室棟の間に建てる場合は、北側特別教室の採光が取れなくなる可能性があること、西側には接近して住宅地となっていることから、住んでいる方への日影による影響や騒音などで迷惑がかからないようにする必要がある。
2)バレーコートに立てる場合は、北側隣地に対して新しい日影が生じてしまうこと、バレーコートがなくなることにより、新たな場所に代替のバレーコートを作る必要が生じる。
3)体育館横の特別教室棟の一部を解体して建てる案は、平成16年度、耐震補強工事を実施して、その際、文部科学省から耐震補強事業の補助金をもらい、この国庫補助金は概ね10年間の制約がある。
4)グラウンド南西の角に建てる場合は、現在バスケットボールコートとなっているため、新たな場所に代替コートをつくる必要性が生じること、また、校舎から非常に遠い位置になるため管理、指導上問題があると思われる。


Q 続いて、小手指中のように、柔剣道場を体育館と重ねて改めて新築する場合、どのような問題点が考えられるか?

A 向陽中学校の位置する場所は、都市計画法上の用途地域が第一種低層住居専用地域に指定されており、建築基準法上日影規制が厳しい地域。現在ある屋内運動場を解体してその場所に重層の屋内運動場となると、かなりの高さとなることから、1階部分を地階として建築することとなり、地下部分に多くの湿気が生じるおそれがあり、衛生面においても問題となる。また地上部文においても、現在の屋内運動場の日影については、不適格建築物となっていることから、既存の屋内運動場を超える高さや、あらたな日影規制を超える建物は建築基準法上難しい。
 いずれにしろ、向陽中学校が市内の中学校で唯一柔剣道場がない学校なので、建築制限等条件の大変厳しいところであるが、実現に向けて引き続き努力していきたい。

(2回目)
Q これまで述べた方法以外も含めて、予算制約がない場合、いまのところ最善と思われる方法は?

A 現在の体育館西側に特別教室棟が2列あり、北側の棟のワンスパンなりツースパンを取り壊して体育館に隣接して建てるのが管理上からも指導上からも理想的である。
(ただし、取り壊す場合は、耐震補強工事の補助金を国に返還する必要あり)
  
(3回目)
Q もっとも経済設計をしたとして、どのくらいの予算が必要か?
A 建屋だけという話であれば、、今までの例からすると、1億円弱となるだろう。

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