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2007.06議会 一般質問④ コムスン以外の大手2社の所沢市の状況について

くわけん
今回のコムスンに関る一連の措置は、東京都が介護大手3社に対して、介護保険法第24条及び第76条第1項に基づいて行われた監査から始まっている。

この監査は、今話題となっているコムスン、そして、株式会社ニチイ学館、株式会社ジャパンケアサービス、この3社に対して行われた。

3社中コムスンはもっとも悪質で、3事業所で、虚偽の指定申請を行っていたことから事業所の指定取消処分相当とされたが、監査結果通知日と同日に事業所の廃止届けがなされた。

しかし、コムスン以外の2社についても介護保険法の違反が指摘され、不正請求額がコムスンが167事業所 2億2000万円、ニチイが90事業所 8500万円 ジャパンケアサービスが80事業所 1億3800万円 となった。

個人的には、訪問介護の報酬基準を引き下げたことも遠因であると認識している。また、実際、訪問介護は儲からない事業になった。しかし、やはり問題は問題。

そこで、質問
まず、所沢市内に、ニチイとジャパンケアの事業所はいくつあるのか
この2社に対して、県は何らかの対応をおこなっているか把握しているか

小野保健福祉部長

ニチイ学館 東住吉に居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、訪問入浴介護事業所、
狭山ヶ丘一丁目に居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、福祉用具貸与事業所、特定福祉用具販売事業所、合わせて、2ヶ所、7事業所

ジャパンケアサービス 松葉町に居宅介護支援事業所、訪問介護事業所

人員設備及び運営基準等の指定基準違反の疑いのある場合などに実施される監査は、市内2ヶ所の株式会社コムスン事業所に対しては、既に本年5月24日に実施しているが、ニチイ学館、ジャパンケアサービスへの監査は実施予定なし。

介護報酬の不適正請求防止の実地指導は不定期に実施。実地指導については、ジャパンケアサービスの市内事業所に対して、本年6月7日に実施。ニチイ学館の市内事業所にも今月下旬に実施予定。実地指導の結果、悪質な場合等は監査に変更。

(2回目)
くわけん
都の集中検査を受けて、2社は、検査を受けなかった事業所を含め全事業所を事業者が自主的に総点検をし、別途介護報酬を返還することとなった。2社は所沢市内の事業所についても自主点検をおこなっているのか?また、この2社から自主的な返納はあったのか?

小野保健福祉部長
市内の事業者には既に確認。その結果、自主点検は行ったということも確認し、不正な報酬請求はなかったということで、返納金も生じなかったと確認。


(3回目)
くわけん
行っていないとするなら、保険者としての立場から、この2社に対して、総点検を介護保険法76条1項2項によって報告を求めていくという選択肢も検討していくべきだ。

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