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2008.03議会 一般質問⑤ ブランドマネジメント室(仮称)の創設について

 先日、前千葉県我孫子市長の福嶋さんのお話を聴く機会に恵まれた。
 福嶋さんいわく、マニフェストに期限や財源、数値目標があることも大事だが、そもそもこのまちをどうしたいかという大局的な視点に欠けているマニフェストも多いという。
 わたしどもの会派のマニフェストも、まず、所沢市のあるべき姿、「サバイバルプラン」があって、そのプランを実現するための方策として、マニフェストを、「サバイバルプラン」マニフェスト版と位置づけている。
 当麻市長のマニフェストも、そういった点からすれば、所沢市民にとって市政がどうあるべきかについては、ある程度理解できるが、そもそも所沢を今後どうしていきたいかというグランドデザインが見えにくい。大変短い期間で作られたので、なかなか意を尽くせなかったとは思うが、
 
 くわけん 改めて、市長の所沢市の今後10年のグランドデザインを改めてお聞きしたい。

 当麻市長 ふるさと所沢を魅力と安らぎのある、安心して暮らせるまちにすること、「生き活きところざわ、あったか市政」を目指していくこと、これが私のグランドデザイン。優しさ、安らぎ、生き活きタウン、これをキャッチフレーズにして、市民と双方向の市政運営、市民協働のまちづくりを基本に、全力で取り組んでまいりたい。

2回目
 市長のグランドデザインのイメージはいま少し抽象的である。
 いずれにしろ、市のグランドデザインを行う組織が必要ではないか?
 所沢市のグランドデザイン確立のためにも、また、地域間競争を勝ち抜くためにも、所沢の地域ブランドの確立が重要。端的に言えば、もし所沢にブランド力があれば、例えば、近隣市町村と合併となった場合にも、新市も所沢市と命名することが可能だ。いずれにしろ、所沢市に住みたいと思ってもらう人が増えることだ。私どもはサバイバルプランのなかで、所沢のブランド価値の源泉は、豊かなみどり、充実した公教育、充実した環境政策、しごと創設などを列挙している。
 そういうことは行政の仕事ではないという方もいるかもしれないが、所沢のブランドマネジメントの確立のためには、市の果たす役割は大きい。というか、現実には所沢市役所が中心となって進めていく必要がある。
 実際に、北海道栗山町や長野県安曇野市などでは、くりやまブランド推進室や、安曇野ブランド推進室という組織がある。ただ、この2つの事例は、どちらかというと特産品開発や観光にウエイトが置かれている。よって組織も、商工観光課の中に置かれている。そういう視点ではなく、

 くわけん 直接的に地域ブランドを確立するという視点で、総合政策として、市長直属の市のグランドデザイン、地域ブランドマネジメントを積極的に進めるためにも、ブランドマネジメント室を創設してはどうか?

 当麻市長 ブランドマネジメントは大変重要な要素。地域ブランドを考える組織については他市の状況を見て検討したい。

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