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東洋大学で学生さんに講義しました。

 08年5月23日(木)、私の後輩が非常勤講師を務める東洋大学経済学部の「メディアと文化」という授業で、市議会議員としての現場体験を元に講義をしました。実は、今年でこの講義も3回目になります。1回目は、街路樹の不法伐採を、2回目は、墓地拡張問題、そして、今年は、住宅手当二重支給問題をテーマに講義しました。
 講義内容は、これまでも、皆様にご報告している所沢市住宅手当の二重支給の問題を見つけ出し、議会で問題にしていったプロセスが話の中心です。ただ、学生の皆さんは、まだ就労されていないため、住宅手当や公務員の給与制度など、知識としては知っていても、実感がないため、前提となる知識の解説に半分以上の時間を費やしました。
 私のように、昭和の(といっても昭和も後半ですが)人間と、生きてきた時代がほとんど平成という学生さんとの知識のギャップが激しく、いちいち知っているかどうかを確認しながら話さなくてはいけません。(それだけ私も年をとったということかも)
 たとえば、公務員は争議権が制限されていることを説明する際、ストライキという言葉は知っていても、今の学生さんは、ほとんどストライキというものに遭遇したことがありません。私は、北海道生まれのせいもありますが、小学生の頃、先生のストライキがありました。当然先生も公務員ですから、ストライキは禁止されているのですが、ストライキがあって、確か1時間遅れで学校に行きました。
 ですから、ストライキの例をあげてくださいと学生ざんにいったところ、サッカーの選手とコーチの確執により、選手が、フィールドにでるのを拒否した事例をストライキの事例として挙げてくれました。
 また、最近は全く驚かなくなりましたが、松下幸之助さんのことを知っている若い人もずいぶん少なくなりました。今回は、50名程度の学生さんがいたのですが、遠慮もあったかもしれませんが、知っている人の挙手を求めたところ、5~6名でした。

 今回は、公務員志望の方も多かったせいか、比較的寝ている方も少なく、熱心に聞いて下さいました。ありがとうございました。

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