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2009.3議会 一般質問①の1 施政方針の評価と積み残した課題

 今回の予算は、最初から当麻市長が関わった予算案ということで、施政方針にも、当麻カラーがすこしにじみでてきている印象をもちました。
特に、我が会派や私が主張してきていた点も何点か施政方針に加わっておりますので、そういった点も含めて、改革についての取り組みは、素直に評価させていただきたいと思います。
 
 評価できる部分を具体的にいいますと、まず、昨日の赤川議員も取り上げていた「組織マニフェスト」です。「組織マニフェスト」は、市長マニフェストの実効性を高めるには必要不可欠なツールだと思います。

 基本構想の計画期間を市長任期に沿って8年間にすることについては、平成20年12月議会で私も提案させていただきました。その時は、つれない返事でしたが、まずは、計画期間が短くなったことは評価いたします。ただ、市長就任から、新規総合計画策定まで3年となってしまうので、この点は一工夫必要ではないでしょうか?

 西部クリーンセンターのC系炉休止については、わが会派のマニフェストで提案していましたので、評価いたします。一時は休止が危ぶまれましたが、おそらくは当麻市長のリーダーシップで実現したのではないかと想像いたしております。
 
 下水道について、平成24年度を目途に地方公営企業法を適用し、複式簿記に基づく企業会計の導入については、私も平成19年9月26日決算特別委員会(平成18年度決算認定にあたって)にて提案させていただきましたので、これまでみえにくかった下水道の会計について市民の皆様にもわかりやすくなるので、歓迎いたします。

 ロケーションサービス事業についても、中村議員が一般質問した項目です。所沢のブランド価値を高めるためになくてはならない事業ですので、是非積極的に取り組んでいいただきたいと思います。


 「本年4月から小児科医師1名を増員」についても、私どもの会派マニフェストで提案いたしておりました。正直、これは相当難易度が高いのではないかと思っていたので、当麻市長を初めとする関係者のご努力に改めて敬意を表させていただきます。
 
 もしかしたら、実施する予定なのかもしれませんが、今回の施政方針では触れられておらず、よりよき所沢市政を実現するために、実施していただきた項目についていくつか提案をさせていただきます。

○政策会議議事録の公開
  以前、一般質問でも提案されているが、相変わらず実現していない。別に細かな議事録すべてを公開していただく必要はない。以前、ある職員の方とこのことについて議論した際には、「政策会議といいながら、たいした話をしていないことがばれるので公開したくない」ということをお聞きしました。しかし、大事なのは、何が議題にあがっているかということです。
 政策会議の議事録公開で進んでいる神奈川県相模原市では、ちなみに相模原市は所沢市でいうところの政策会議を経営会議と呼んでいますが、議事録の公開だけではなく、提出された資料も公開されています。
 くわけん 
 政策会議議事録を、インターネット等で公開する気はあるか?当然、議事録だけではなく提出された資料についても添付して公開するのか?

 当麻市長
 県内では、埼玉県をはじめ、新座市や草加市、近隣では練馬区や板橋区などが実施していると聞いている。
 また、政策会議の概要を市民の皆様に積極的に情報提供させていただくことで、行政運営の透明性がより一層高められ、ひいては市民の皆様への「情報の提供」から「情報の共有」に一歩踏み込むことができるものと感じている。

 こうしたことから、政策会議については、現在会議概要を公表する方向で取り組んでいますが、既に公表を行っている自治体の例を見ると、公表の範囲や方法も様々で、また問い合わせへの対応など、公表基準等の整備も必要と思っているので、こうしたものを整えながら実施していきたい。
 

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