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2009.6議会 一般質問④ ジェネリック医薬品積極導入について

国民健康保険税を値下げしてほしいとの声もある。
しかし、それ以前に、ジェネリック導入を積極的に進めて薬剤費を抑制することが必要。

ジェネリックはだいぶ普及してきた。しかし、欧米諸国では医療用医薬品のシェアの約半分を後発医薬品が占めていますが、日本での後発医薬品のシェアは20%にも満たないのが現状です。厚生労働省では、「平成24年度までに、後発医薬品の数量シェアを30%以上にする」という目標を掲げ、後発医薬品の使用促進策に取り組んでいます。
例えば、私の母、北海道在住。医師がせっかく安いジェネリックを処方してくれたにもかかわらず、薬局に在庫がないため、在庫があった同じ成分の高い方の薬を提供された。
後で私が調べたところ薬価がジェネリックと3倍の開きがあった。もしジェネリックを処方してもらえていれば、総額で2000円ほど安くなった。保険料は1割負担のため実際には、患者側からすれば200円程度の引き下げ

実際に、所沢市在住のある薬剤師さんに調べていただいたところ、上位30品目にジェネリックを導入することで、約6%の薬剤費が削減可能であることが試算できた。
くわけん
ジェネリック普及のためになんらかの取り組みをしているのか?

大館市民経済部長
ジェネリック医薬品希望カードの作成について検討を進めている。

くわけん
現在、国保会計における薬剤費への支払いの総額はいくらか?
大館市民経済部長
平成20年3月から平成21年2月までの国保会計中、薬剤費は約31億円。

くわけん
現在、国保会計の薬剤費で、利用されている上位10品目は把握しているのか?
大館市民経済部長

把握できない。

(2回目)
全体の薬剤費が約30億円であるから、固めに見積もって、5%節減できるとすると、全体で1億5千万円の節減が可能になる。

ある程度、よく使われるジェネリック薬剤については備蓄をしていただくことが薬剤費、ひいては、国保会計の薬剤費の抑制に役立つと考える。かといって、薬局に過剰な在庫を負担していただくのも忍びない

また、ジェネリックについては、成分が同じでも製法の違いによって効果の違いがあると主張される声も聞く。

くわけん
所沢市医師会、所沢市薬剤師会等と連携して、薬効の確かと現場の方々が考えるジェネリックを選定していただくようななんらかの仕組みを検討してもらうように働きかけてみてはどうか?

大館市民経済部長
医師会、薬剤師会と連携しながら、普及促進につながる仕組みづくりに取り組んでいきたい。

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