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高校における特別支援教育の充実について①

 小中学校での学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症などの発達障害を対象にした特別支援教育については所沢市教育委員会でも充実してきている。たとえば、すこやか輝き支援室による個別支援、発達支援コーディネーターの全校配置、発達障害者支援チームの発足、発達障害への小学校の通級指導教教室などである。
 私も、これまで、一般質問で発達障害者支援については何度も取り上げてきている。

 ところが、中学校を卒業して高校へ進む段階になると、支援が届きにくくなる。所沢市としては、18歳までもこどもの支援を総合的に行うこども未来部を創設したこともあって、申し出があればその後の支援はできるようだが、肝心の高校側からの依頼がなくては、動きがとれない。

 最近では、私の身近なケースで、発達障害で、小学校時代から所沢市教育委員会の支援を受けて高校生について、県内でも初めてのケースということで、専門家の先生が本人のアセスメントを行い、たまたまその先生が、所沢市教育委員会に所属する臨床心理士で、本人を知っている方と知り合いだったため、それまでの個別支援内容なども情報交換ができたようだ。

 また、近くの特別支援高校の先生も支援に加わっていただき、本人向けの個別の指導方針を本人を担当する高校の先生方に伝えていただく、学校図書館に特別支援教育の書籍を充実するなどの配慮をさrたという。
 しかし、こういうケースは稀なケースである。

 つづく

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