お金の使い方は正しくなければいけないけれど
先日、非営利団体のお金の集め方や使い道をどこまで厳密に処理すべきかという議論になりました。
私も常々、市の補助団体に対する厳正な対応を求めてきています。
例えば、市から100万円単位の補助が出ている団体については会計報告などをしっかり行っていただく必要があります。
しかし、全体の予算規模が10万以下の団体における、お金の使い道は、あまり厳正に処理しすぎると、会計担当者の負担が重くなり、かえってやる気をそいでしまうケースもあります。
その辺の金額がいくらぐらいかは議論の残るところですが、たとえば、消耗品なども、市からの補助金が出ている場合は、いちいち1円単位で個別に領収書を取らなくてはいけません。
間違って、まとめ買いした場合は、領収書を取りなおさなくてはなりません。いきおい、自腹でとなってしまうこともあるそうです。
地方自治法第12条14項では、最小の経費で最大の成果を挙げることがうたわれていますが、時間も経費だとすると、領収書を取る手間を考えるなら、一定程度渡し切りにする場合が最小の経費で最大の成果かもしれません。
あまり、結論のでている話でもないのですが、支出する側の事情もある程度理解しているだけに悩ましい問題です。