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 観光立国ということについて

 2月2日(月)テレビ東京のカンブリア宮殿は、星野リゾートの星野佳路社長が出演していた。星野社長は日本が生き残っていくためには観光で生きていくことが重要と強調していた。観光にとって重要なのが交通アクセスや治安のよさなど、日本はどれも充実しているのに、なぜか世界的には30位に甘んじているとのことでした。
 その原因としては、日本はどうしてもものづくり産業に産業の重点を置いており、また、それがうまくいったが為に、観光産業の重要性に目がいかなかったということでした。

 実は、同じような指摘を30年以上も前から主張してたのが、松下幸之助さんです。
 松下幸之助さんは、日本ほど山紫水明に恵まれた素晴らしい国はない。日本は観光立国を目指すべきだと説いていました。また、世界平和にも観光は貢献する。観光産業で得た利益を他の産業に投資すれば、日本全体の産業活動も活発になって、工業にとっても良い。と主張されています。

 幸いなことに、観光を担当する国土交通大臣には、私の松下政経塾の1期先輩である、前原誠司さんが大臣に就任されました。前原大臣も松下政経塾創設30周年記念パーティのあいさつで、松下幸之助塾主が訴えていた観光立国に注力すると、おっしゃっていました。

 ひるがえって、所沢においても、観光の重要性はもっと認識されるべきでしょう。特に、昨日も、庁内で、南足柄市の農業委員会の事務局長さんをお迎えしての講演会でも、農業を通じた集客がテーマでした。大変興味深くお話を聞きました。

 所沢市も、観光協会への補助金もいいですが、それ以前に観光基本計画のようなものをしっかりとつくっていく必要があるのではないでしょうか。 

 ちなみに、私の大学時代の後輩Hさんが星野リゾートさんに奉職していて、昨日のちらっとテレビに出ていました。Hさんの能力や人柄からいって、彼にとって、いまの仕事はきっと天職だろうなと余計ないことを考えたりしました。

 
 

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