後輩の阿南フォーラム「私が、やる」を始めよう に参加
2月7日(日)は、徳島県阿南市で開催されら、松下政経塾の後輩、中西さんが企画運営をする阿南フォーラムに参加しました。テーマは、「私が、やる」をはじめよう。でした。
阿南市は、青色発光ダイオードで有名な、日亜化学の本社がある都市です。
今は、松下政経塾の卒塾生は、だいたい、卒塾に際して、地域でフォーラムを開催することが通例となっているようです。
阿南市文化会館の一番大きい夢ホールがほぼ満席になりました。すごい動員力です。
度肝を抜かれたのがオープニングビデオで、松下政経塾や周辺を舞台に、松下幸之助さんと、中西さんが、クロスオーバーするといった構成でした。
プロローグで、地元の阿南中学校の箏曲部の演奏があり、これがまた聞きごたえがありました。
佐野塾長のあいさつと、中西祐介さんの発表。
パネルディスカッションでは、松下政経塾2期生で、4期16年山口県柳井市の市長を勤めた河内山哲朗さん、いま最も注目を集める阿南市の上流の街でもある徳島県上勝町の笠松和市さん、おなじく徳島県神山町でNPO活動を行っている、大南信也さんそれぞれからの活動の報告がありました。
河内山さんは、私の松下政経塾時代の研修担当で、私たちが(特に私が)あまりにも様々に苦労をおかけしたため、研修担当になってから、10キロ以上痩せてしまったという逸話を持つ、お世話になった大先輩でもあります。
河内山さんは内閣府道州制ビジョン懇談会の委員でもあり、道州制については、現職市長として、現実的な立場で発言をされて、積極推進派からは、「政経塾出身なのに」と苦言を呈されていたと以前うかがったことがあります。河内山さんも強調していましたが、「しくみを変えることで世の中が変わる、変えるということにあまり幻想を持たない方がよい。大事なのは人々の暮らしがよくなること」という主張には大いに共感いたします。
しくみが必要に迫られて変わっていったことで、 必然的に世の中が変わっていくことはありますが、じゃあ、しくみを変えれば世の中は変わるのかといえば、それはなんとも確定的ではないという歴史の教訓に素直でなくてはいけないと思います。
もちろん、変えていくことに消極的であってはいけないのは前提ではありますが。
あと、2名のお話も興味深くお聞きしました。私も、そもそも山村の活性化が在塾時代のテーマでありましたし、実際に山形県西川町で研修もさせていただきました。ただ、やはり山村の現状はきびしいなあという印象を強くしたのもまた事実です。
本当は、その後、4名の方々からの四国アクションプランも発表される予定だったのですが、飛行機の時間の関係もあり、途中で失礼してしまいました。
今後の中西さんの活躍に多いに期待をして、阿南市を後にしました。