市長の専制を防ぐための予算策定過程の公開を!
本日の高田議員の議案質疑で、予算査定の優先順位ランク付けを、「実施計画検討委員会」という組織で行っていることが判明しました。
昨日も述べたように、とにかく、今回は予算編成過程において、優先順位づけが恣意的に行われてきた気配が濃厚となってきました。
やはり、首長の専制的な予算編成を防ぐには、予算策定過程の公開が重要であることに改めて気づかされました。
千葉県我孫子市では、前福嶋市長時代に、予算策定過程の公開が新規事業を中心に始められたそうです。詳細は、日本経済新聞社から発刊されている、「公会計改革」という書籍の第8章に記述されています。
我孫子市では、予算査定の結果をインターネットで4回公開し、それに対して住民からのパブリックコメントを募集しました。ランクの区分けは4段階であり、ある事業はAからCに変更になり、ある事業はBからAに変更になっていることが例示されています。
最近では、埼玉県和光市でも予算編成経過の公開を始めました。
所沢市も予算策定過程の公開が必要になってくるのではないでしょうか。
ただし、政策会議の会議録も公開したところ、結局大事なところは、表に出てこないので、やってもまた別のところで大事なことは議論されてしまう心配はありますが。