2010.06定例会 一般質問② 予算策定過程の公開について
先日、札幌市を訪問した。札幌市では政令市ながら、予算編成過程を公開している。
その後、調べたところ、もう予算策定過程の公開は、進んだ自治体では当たり前になってきている。鳥取県米子市、大阪市、大阪府、神奈川県藤沢市、滋賀県草津市等々。市長もご承知の通り、千葉県我孫子市が早くから公開している。市長が仲の良い埼玉県和光市も予算策定過程の公開をいち早く実現。市長は、県議会議員時代の平成18年6月定例会06月26日で、鳥取県の事例をひいて埼玉県でも予算編成過程の公開を求めている。
特に、平成21年11月20日に公開された札幌市の予算要求の概要はわかりやすい。各部局が次年度の主要事業とその予算額、対前年度比、主要事業の説明、そして、ここが肝心な点であるが、主な見直し項目として、削減する予定の事業項目についても列記している。
くわけん 市長は、この札幌市の予算要求の概要を見たか?
当麻市長 見た
くわけん 見たとしたらその感想は?
当麻市長 私も県議時代に公開の質問をした経緯もあるので、予算編成過程の公開は、財政状況の市民との共有にもなるし、予算編成の透明化にもつながっていくと思っている。
いろんな自治体でも公開が進んでいるので、所沢市でも予算要求の概要の公開については可能と思っているので、検討したい
くわけん できるとしたら、その際には、必ず予算見直し項目についても記入するということでよいか?
当麻市長 札幌氏の場合も今年度、予算要求の概要の中では乖離が320億円あったという。各部でそれぞれの部が見直し項目を設けることについてはやっていくことは可能ではないかと思う。
くわけん 所沢市も今年度から予算編成過程の公開と、予算に対する市民からの意見聴取、パブリックコメントを行うべきではないか?
当麻市長 今年度は予算編成手法を一般財源枠配分方式から、一件査定方式に変更する予定。まずは、予算要求の概要の公開で透明性を確保したいので、市民からの意見聴取については、来年度に向けては難しいと考えている。