2010.06定例会 一般質問④ 発達しょうがい児通級
発達しょうがい小学生の通級は充実してきており、埼玉県のみならず全国的にも所沢市の発達しょうがい者支援は有名になってきている。そういった中で、中学校の通級については、まだ開設されていない。
くわけん 埼玉県や隣接市町村で、中学校の通級指導教室の設置状況はどうなっているか?
内野学校教育部長 平成22年度埼玉県の中学校において発達障害・情緒障害通級指導教室を設置しているのは8校。近隣では狭山市、入間市に各1教室。
くわけん 小学校時代に通級による指導を受け、中学校へ進学した生徒のその後の様子についてどうなっているか
内野学校教育部長
通級による指導が始まって、これまで16名の児童が小学校において通級指導を受け中学校へ進学している。中学校へ進学の際に通級指導の担当教員より中学校へ引き継ぎを行っているが、その後の情報交換で、概ね適応できているとの報告を受けている。
くわけん 発達しょうがいのある中学生の支援のために通級指導教室を開設するべきではないか?
内野学校教育部長 発達障害のある生徒の相談については、現在市の教育センター相談室や健やか輝き支援室で対応しているが、昨年よりあたらしくできた生涯学習推進センター教育臨床研究所において、現在、発達相談として数名の生徒が面談とともに、生徒の学習の仕方、コミュニケーションスキルなどの教育的支援を行っている。
中学校通級指導教室の設置については、現在他市町村の教室について情報を得ている。しかし、新規の生徒にとって授業や部活動を抜けて保護者とともに他校へ通級することへの抵抗感など課題も多く、様々な角度から検討中。
くわけん もう少しましな答えがでるかとも思ったのだが。
もう一つ考えなければいけないのが特別支援教室。通級があれば、特別支援学級ではなくて、通常級に在籍することができる子もいるのではないか。
佐藤教育長 教室をつくることはできるが、その中身を指導する教員養成が大変難しい。この部分が部長が心の中で悩んでいる部分。ここを早急に解決を図りながら検討していきたい。