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神奈川県藤沢市でDPファシリテーターをしました ③

さて、DP当日ですが、まずは、参加者全員が全体討論会場に集合して、各グループごとにまとまって着席し、アンケートに回答していただきます。
アンケート後、グループ討論会場へ移動しました。
 会場ではカタカナのロの字型に机が配置されていました。ファシリテーターとファシリテーター補の席は、黒板の前ではなく入り口に近い位置に陣取りました。もし、黒板前の席に座ってしまうと、どうしても、議論のまとめ役というポジションになってしまいます。 
 そのことを防ぐためにも黒板前の席は避けました。まずは自己紹介からですが、氏名と今回DPに参加した理由、居住地域について簡単に語っていただきました。私も自己紹介では、氏名しか名乗りません。なぜなら、自分の職業を名乗ってしまうと議論にどうしてもバイアスがかかってしまうからです。特にファシリテーターが大学教授などの場合、ファシリテーターが権威となってしまい、参加者が話しにくくなってしまうそうです。藤沢市の職員もしくは関係者であった場合は、今度は、そのファシリテーターへの陳情合戦になってしまうので、いずれにせよ、自己紹介は「ファシリテーターです」としかしませんでした。
  
 各自の自己紹介後、参加者に対して、議論のルールを説明します。「結論を出す為の議論ではないこと」「皆が互いの意見に耳を傾けること」「意見が違う方の意見も尊重すること」などです。特に、大事なのが、「結論を出す為の議論ではないこと」です。ここの部分を参加者が充分理解していただければ、「他人の意見の尊重」の意味が必然的に導きだされます。この点は、BS(ブレーンストーミング)の4原則(結論を出さない、突飛な意見も尊重する)の一部にも共通する点があるようです。
 また、議論の中で出てきて参加メンバー間で解決できなかった疑問については、専門家に全体討議の際にお聞きするので、最後にこのグループの質問を1問決定することをお伝えしました。

つづく

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