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2010.09定例会 一般質問⑥ 防災ラジオについて

全く機能していないという意見が多いが。
くわけん 今回、防災訓練に併せて防災ラジオ利用者に向けてアンケートをしたと思うが、その結果はどうなっているのか?
鈴木総合政策部危機管理担当理事 さきの防災訓練において、防災ラジオのアンケートを行い、910人の方から回答をいただいた。防災ラジオを使用してどうであったかという質問に対して、必要であると答えたのが181人で19.9%、あまり必要ないが582人で64%。どちらとも言えないが147人で16.1%。防災ラジオが販売された場合、購入を希望するかという質問には、購入したいが475人で52.2%、値段によるが検討したいが136人で14.9%、必要ないが、299人で全体の32.9%という結果であった。

そもそも、今回の防災ラジオは厳密な定義から言えば、ラジオとは言い難いのではないか?あくまでも送信設備は、通信の設備であり、通信によって、放送塔に音声データを送る仕組みである。つまり概念はあくまでも通信である。このラジオもどちらかと
いうと送信したデータを傍受するラジオという位置づけになっている。

くわけん 厳密に言えば、公共放送以外の放送を受信するのは電波法違反になると思うが。
鈴木総合政策部危機管理担当理事 総務省関東総合通信局に確認したところ、防災行政無線は市民んい知らせたい内容を送信していることから、受信した内容を第三者に漏らすことによって免許人である所沢市に不利益が生じることがないため、防災ラジオで防災行政無線を受信しても、電波法に抵触することはないとの回答。

くわけん 防災ラジオというなら、正式な放送設備を設置して、放送としてデータを送信するべきではないか。そうした場合の費用はどのくらいかかるのか?

鈴木総合政策部危機管理担当理事 防災ラジオは市の防災無線を受信する個別受信機であり、付加価値としてAM、FMの放送が受信できる。そしてこの防災ラジオは災害情報等を市民の方に受信していただくことが主目的なので、現時の防災行政無線設備を有効に活用する考えて進めていきたいと考えている。従ってあらたな放送設備を設置することについては現在考えていない。


 放送塔に設置されているアンテナを見ると指向性アンテナである。ということは、電波の出力は弱いということになる。ラジオに詳しくない利用者にとっては、電波を受信するためのアンテナ調整が難しいと思う。
くわけん 発信出力を現状の5wからあげるべきではないか?あげられないとしたらその理由は?
鈴木総合政策部危機管理担当理事 この出力については、所沢市の面積、あるいは地形等を勘案して市内に電波が行き届く出力を算出して、無線局設置申請時に計画をして定められた出力。したがって、出力のアップは簡単には変更許可がおりないものと考えている。

くわけん おそらく防災ラジオは災害時の利用を想定していると思うが、例えば大地震発生時には、携帯電話は音声通話は制限されるが、メールや災害用伝言板は機能させるようにバックボーンを整備していると聞く。だとしたら、無理に使いにくい防災ラジオを普及させるより、災害時の携帯利用の方法についての周知をはかるほうが、よっぽど合理的ではないか?
鈴木総合政策部危機管理担当理事 防災ラジオは通常の防災行政無線が聞こえにくい場所、あるいは建物の気密性がよくなり聞き取れないなどの弊害がある状況に対しての情報伝達手段として考えている。全国瞬時警報システムJ-ALERTの緊急情報についても受信が可能。携帯については、現状においては、所沢ホットメールを利用して防災情報等を配信しているが、今後も周知方法についてはより有効な方法を検討していきたい。

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