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2011.06  一般質問③ 防災教育の充実

今回、釜石の奇跡と呼ばれる、見事な防災対応を示したのが、釜石市。ほぼ99%の児童生徒が生き残った、
群馬大学の先生が、熱心に防災教育に取り組んできた成果かと思う。
ここで、改めて、所沢市のケースに当てはめて考えてみる。幸いにして、所沢市は、津波の被害も想定しにくいし、過去にも大きな災害に見舞われたというケースが少ない。
もちろん、避難訓練もしっかりと行われていることかと思う。
しかし、釜石のケースでも「津波てんでんこ」といって、津波が起きたらまとまって逃げるのではなく、みなばらばらになって逃げた方がよいという教育がなされてきた。
つまり、常に児童や生徒が災害に対して自主的に判断できるための教育を行ってきたという事だと思う。

災害は、常に在校時に起こるとは限らない。となると、避難訓練させしておけばいいというのは、きわめて、消極的かつ責任逃れの発想であり、所沢で起こる可能性のある災害に対して、個々人としての対処法をしっかり教育していく必要があると考える。

くわけん 現状においては、学校教育のカリキュラムの中で、災害に対する教育を行っているのか?
平塚学校教育部長 「自分の身は自分で守る」を目的に休み時間に発生した地震を想定しての非難訓練も実施。教育計画にも位置づけている。学級活動では県の小学校校長会と安全教育研究協議会が編集した「安全な暮らし」を利用して学んでいる。1~4年までは地震に対する対応、5年は津波の危険、6年では放射能や幼い子どもの支援、ボランティアについて触れている。
くわけん 例えば、後ほど質問する、富士山の噴火など所沢で発生が予想される災害に対する教育を行うことを研究する必要性を感じているか?
平塚学校教育部長 地域の実態や特性を踏まえた災害に対する教育のあり方をさらに研究していくよう働きかけていく。

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