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2011.12 一般質問④その1 ワルツのコーポレートガバナンス


ワルツについては、前回松崎議員からも質問があり、所沢市の退職者が、勤続年数は10年目でございまして、現在、任期2年の5期目で、代表取締役を務めていることがわかりました。ここで改めて確認の質問です。

さて、今年度もワルツからは、報告書を拝見する限りにおいては、配当金は出ていないようです。

くわけん これまでワルツが配当を実施したことがあるか?
桑野財務部長 会社設立は昭和60年5月、今26期決算をしたところであるが、これまで株主への配当はなかった。
くわけん 昨年度決算ベースで所沢市に入った配当金と配当元は?
ワルツはないということですね。
くわけん ワルツにいる所沢市派遣の取締役は何人か?
桑野財務部長 2名。
くわけん なぜ、配当請求権を行使して、配当金を株主として、所沢市は要求しないのか?
桑野財務部長 株式会社ワルツ所沢が管理するワルツビルは、昭和61年4月に所沢駅西口再開発事業によって竣工した商業ビル。事業施行前の狭隘な駅前広場や商店、住宅等が混在するまちから、所沢生活圏の核となるような施設を目指すコンセプトで建設された。市は、このワルツビルが商業施設として将来にわたって繁栄を続けるために、50%の出資を行った。ワルツ所沢は、ワルツビル床の賃貸業務を含む施設の総合的な管理業務を建物の権利者から受託している。近年厳しい経済状況と事業環境が続く中でも、毎年約2,000万円を超える利益を計上しており、堅調な経営を続けている。
 もともと、ワルツ所沢の設立に当たって、参加した30名の株主は、利益を配当に回すのではなく、剰余金とすることで企業内部に留保し、安定した経営につながることを当初から合意していると聞いている。
 さらに、市が建設した商業ビルを将来にわたり繁栄させていくには、維持管理及び魅力的な店舗展開が重要な課題。市としては、ワルツビルがその誕生の時から負っている役割を果たしていくためには、株式会社ワルツ所沢の経営基盤がしっかりとしていることが大前提である。近年、全国の第三セクターの中では、経営破綻や市の損失補償を受けているところも多く見受けられる。この点、ワルツ所沢は、株主の経営方針のもと、これまで無借金経営であり、自己資金にて順調に経営されてきている。
 市では、ワルツ所沢が利益を配当に回すのではなく、剰余金として企業内部に留保し、会社の財政基盤をより強固にしていきたことが、堅調で安定した経営につながっており、ひいては、ワルツビルが所沢市の表玄関の商業施設として、現在までその役割をしっかり果たしていると考えている。

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