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2011.12 一般質問⑦ 道路構造の条例化はどうなっている

道路構造令の条例委任化をめぐって

道路構造令が条例委任されることになり、自治体独自で、道路構造に関わる条例を策定しなくてはならなくなった。当初は平成24年度3月までに条例をつくりなさいということだったが、国土交通省の例示が遅くなったということで、のびのびになっている。
くわけん 所沢市はどのような対応か?
沖本建設部長 道路構造令の条例化については、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律が平成23年5月2日に公布され、平成24年4月1日に施行され、1年以内の経過措置が設けられた。このところから、市町村の道路構造の技術基準については、設計車両、建築限界、高架の道路等の荷重条件などを除き、道路管理者である地方公共団体の条例に委任されることとなったことから、今後国から示される参酌すべき基準を参考に、市の基準を策定することとなる。いずれにせよ、条例を検討する中で、関係部署との調整を十分図った上で、基準を策定していきたい。

くわけん 条例化にあたってパブリックコメント行うのか?
沖本建設部長 実施したい。

くわけん 今までの道路構造令の道路区分は、1種から4種、1級から5級とあるようで、市道は、4種第4級と3種第5級ぐらいしかないと聞いている。道路の区分を見直すのか?
沖本建設部長 道路計画は、地方部と都市部や交通量により区分され、それにより車線部やその他道路断面の構成が決まってくる。いずれにせよ安全性やその後の道路維持などを考えながら検討していきたい。


くわけん 現状における4級道路、いわゆる生活道路は、道路構造令は4m。建築基準法も4mの前面道路幅員に2mの接道義務を課している。ところが、所沢市生活道路整備要綱では、4.2mとしている。この際思い切って、所沢市の市道幅員は4mから4.2mに拡張すべきでは?
沖本建設部長 原稿の道路計画でも最少幅員を4.2m以上で道路整備を実施している。したがって、道路幅員については4.2m以上の基準で検討したい。

くわけん 新堀部長に まちづくりとしても、道路幅員を4.2mにしたほうが都合がいいと思うがいかがか?
新堀街づくり計画部長 開発許可に係る道路の構造についても基本的には、道路構造令によるものなので、条例化をして根拠がはっきりするということは、事務処理上好ましい。
くわけん 道路の路盤などの基準は道路交通量にあわせて緩和してもいいのでは。それのほうが、同じ予算で整備総延長が長くなるのでは?
沖本建設部長 舗装の暑さについては、路盤の下の地質に関係して変わってくることから、交通量や土の強度等も考慮して、より経済的な施工ができるか検討していきたい。

くわけん 自転車道については、どのように規定していくのか
沖本建設部長 自転車道については、専用レーンを設ける場合や、自転車歩行者道などがあるが、地域の実情に合わせて、限られた道路幅員の中で設置が可能な自転車道の基準を検討していきたい。

くわけん 三富の赤道など幅員は1.6m。しかし、この赤道の存在が、三富の景観を守っていると言えなくもない。所沢らしい景観を守る道路として景観道路設定をすべきでは
沖本建設部長 条例化の中で、道路断面計画の中で、植樹帯の幅員等も検討していくので、特に景観道路の設定は難しい。

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