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2011.11 一般質問⑥  発達障碍児への支援を厚く

くわけん 発達障害支援については、市長も県議時代からずいぶん熱心に、県のいろいろな政策についてもご提案をされていたのですが、この支援策について基本的な考えをお聞きしたいと思います。

藤本市長 私は、県議会だけでなく市議会の時代から発達障害児への支援について保護者からもご意見を伺い、いろいろ考えてやってまいりました。その中で、発達障害児への支援は早期発見、早期支援、早期療育が大変重要であると考え、そのためには身近な場所に発達障害の診断ができる医師など専門職を配置した、幼児期から成人期まで一貫した支援が行える地域の拠点施設が必要であると考えております。しかしながら、所沢市の現状といたしましては、診断できる病院がとにかく少ない、というかほとんど無い。支援する施設が少ないということから、都内の医療機関、施設に頼っているのが現状。

また、早期発見、早期支援、早期療育と同様に、保護者への心のケアをどう充実させていくかについても、大変重要であると考えてりう。そのため、子どもの発達や子育てに悩みのある親が相談できる場を設け、専門家のアドバイスや親同士の交流の機会を設けるなどの必要があると考えている。

さらに、こうした取り組みを進めていくためには、周囲の人たちの理解が必要なので、多くの方に発達障害を理解していただくために、広く周知をしなければいけないと考えている。

そして、何よりも、子どもたちは成長しています。ライフステージ毎の支援が必要であるとともに、幼児期から成人期への切れ目のない支援が必要でないかと考えている。

くわけん その点については私と全く同意見だということで、意を強くしたわけでございます。部長には発達障害支援センターについてのこれまでの議論の経過を聞こうと思っていましたが、いいです。市長が全部言っちゃいましたからね。ということで、そういう意味で発達障害支援センターがつくられていくのかなと。ちなみに、市長ももうご承知だと思いますが、発達障害支援センターについて市長はどのようにお考えでしょうか。

藤本市長 私が市長就任後、担当部長から、発達障害児のための施設を検討しているという報告を受けたところす。機能としては概ね、私が想定していたもの。担当部長には、施設検討に当たっては様々な機能に加えて、特に国との連携、県との連携、そして教育部門などの他部門との連携や、専門的知識を持つ優秀な医師の確保についても指示をしたところ。

くわけん ありがとうございます。この発達障害児支援、実は今、教育委員会まわりでは非常に大事な時期にきています。中学校の発達障害通級、去年も袖にされてしまってですね。ただ、来年度に向けてずいぶん環境も変わってきているようなので、部長の方からその辺の状況をお示しいただきたいと思います。

平塚学校教育部長 中学校における通級指導教室の設置については、今年度も県に要望。具体的には、本市だけでなく、中学校で通級指導教室を設置しております他市を担当指導主事が視察し、その状況を把握した上で、設置の必要性について県の教育局の担当部署に直接伺い訴えてきた。なお、平成24年度の文部科学省の概算要求にも、通級指導教室への教員配置が盛り込まれているので、引き続き中学校への設置に向けて県に強く要望していくつもり。

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