« くわけん市政かわら版電子版 2013年新年(36)号 ⑤ | メイン | 日経グローカル寄稿「議会の存在意義としての討議」 »

くわけん市政かわら版電子版 2013年新年(36)号 ⑥

関係者の処分が行われたが

 この一連の失態に対して、所沢市は担当部長と次長には文書注意、担当課長、主幹、担当リーダーは戒告処分を受けたことが委員会において明らかになりました。
 率直にいって、軽い処分であるとの思いを禁じ得ません。担当部長だけでなく、このケースでは、市長も何らかの責任を取るべきです。藤本市長は、平成23年11月には、市長職に就任しており、いくら前任者からの引き継ぎであったとはいえ、少なくとも2工区の事故繰越を行わなかった責任が残ります。せっかく、狭山ヶ丘中学校の冷房工事を中止したことで、節約できた市債額約8500万円そっくりそのままの金額が、市財政から失われたのです。
 議案説明では遅滞の理由として大震災による東京電力との協議不調、を理由にしていました。1工区については震災以前に事故繰越が議案として提出されており、このような説明をすること自体、震災被害者に対して誠に失礼です。批判ばかりではよくないという方もいますが、健全な批判を議会が行ってこそ、失態の真の原因究明や再発防止が可能になります。
 失われた8400万円の確保のために、不要不急の普通財産を売却するなどの一層の努力をこれから厳しく求めていきたいと思っております。


今回の補助金返還に関わる審議についての
詳細情報は、市議会HPでも閲覧可能です。

会議録「所沢市議会」→「議会の審議情報」→
「委員会情報」→「常任委員会」→『建設水道
常任委員会」→「建設水道常任委員会会議
記録(平成24年)」→「平成24年12月7日」
「平成24年12月17日」「平成24年12月18日」
議案資料「所沢市議会」→「議会の審議情報」→「市長の
提出議案」→「平成24年第4回定例会市長提出議案」
→「議案第96号資料」

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kuwaken.net/cgi/mt/mt-tb.cgi/490

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)