2014.06 定例会 一般質問② 福利厚生委員会交付金の見直し
くわけんは、これまでも質問してきた
2004年9月、2009年9月議会と、何度も、福利厚生委員会交付金について糺してきた。
その結果、当初は、職員1人あたり24,712円支出されていた交付金を、当時の民間企業の1人あたり法定外福利費であった、15,000円以下とすることになった。
くわけん
福利厚生委員会の概要は
能登総務部長
職員の福利厚生事業を実施するために、昭和61年に設置された任意団体。10名の委員で構成、委員会で事業計画を立て、事業内容を決定し、実施。
くわけん
県内の人口30万人以上の市で、職員互助会等に公費を支出しているのはいくつあるのか?
能登総務部長
埼玉県調査によると、平成25年度予算で公費支出をしている市は、さいたま市を含め、20市。内、人口30万人以上の市はさいたま市、川越市、川口市、所沢市。
くわけん
川越市と所沢市の公費負担の額を示していただきたい。
能登総務部長
平成26年度予算では、川越市は592万円、所沢市は2600万円。
くわけん
川越市と所沢市の違いは?
能登総務部長
川越市は、当市のような福利厚生委員会や互助会などの福利厚生事業実施団体を組織しておらず、市が直接慶弔金や人間ドック助成などの福利厚生事業を実施。
くわけん
今回の4市のなかで、全体予算額に占める公費の割合は?
また、公費負担の全国平均は?
能登総務部長
平成25年度の福利厚生事業予算に占める公費の割合は、さいたま市は37.6%、川越市は1.3%、川口市は33.3%、所沢市は72.6%。また、全国市区町村の公費負担割合の平均は、36.4%。ただし、この割合については、それぞれの自治体で割合を算出する数値のとらえ方に違いがあるようで、一概に比較できない。
くわけん
市長部局と、上下水道部では、1人当たりの福利厚生委員会交付金の額が違うという。
それぞれの額を示していただきたい。
能登総務部長
平成25年度予算では、市長部局等は、12783円、上下水道部は14000円
くわけん
なぜ額が違うのか?
能登総務部長
上下水道部は市長部局に比べ、職員数が少なく、遊園地等のチケット購入時に最低購入枚数などの関係で、一定の経費がかさむ場合などがあり、市長部局等よりもスケールメリットがでにくく、結果的に一人あたりの経費が多くかかってしまうため、公費負担額にさがあるものと聞いている。
くわけん
スーパー銭湯の利用に補助を出しているが、今議会でも、スーパー銭湯を規制する条例案が審議されている。規制対象業種を、福利厚生の対象とすることについては再検討すべきではないか?
能登総務部長
入浴施設の利用に対する補助事業については、職員の保健、元気回復の観点から、福利厚生の対象としており、少ない費用で手軽に利用できることから、職員からの希望も多いため、実施しているもの。
くわけん
なぜ、所沢市はこんなに突出して高いのか?総額ベースで、少なくとも、最高でも1人当たり7千円~1万円前後に圧縮すべきではないか?
能登総務部長
一人あたりの公費負担額が他市と比較しても高いことは承知している。今後は、職員が元気を回復し、公務能率が向上するための福利厚生事業の運営を目指しながら、一人あたりの公費負担額についても、市民の皆様のご理解が得られるような内容となるよう、福利厚生委員会において十分検討していく。