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2014.09 定例会 一般質問② 学校給食おける給食での箸の利用実態は

 食育の観点からみても箸は重要ではないか?いわゆる先割れスプーンで食事をすることで、姿勢が悪くなったり、食べ方がいびつになるということが一時期盛んに言われた。そこで、給食においても箸を積極利用するという方向に転換されたと記憶している。

くわけん 給食時の箸利用について、食育の観点からの見解をお聞きしたい?

川音学校教育部長 児童・生徒が正しい食習慣を身につけ、家庭との連携を図ることを目的として、自宅から持参した箸を学校給食で使用している。自分の箸を持参して使用することは、箸への愛着、箸の美しい持ち方や使い方にも関心が高まることにより、食のマナーが改善されることからも、箸の使用は意義あることと考えている。


くわけん 小学校の給食時箸利用率と中学校の利用率は現状どうなっているのか?

川音学校教育部長 少しさかのぼる調査になるが、平成21年度学校給食センター対象校のアンケート調査の結果では、箸を持ってきている児童・生徒の割合は、小学校2年生で約81%、小学校5年生で約70%、中学2年生で約10%となっている。現在も、学年による傾向は同様と推測している。


くわけん 中学校に進学すると途端に持参率が大きく低下している。このことについてどのように分析しているのか?

川音学校教育部長 年齢が上がるにつれて、特に中学生は、その時期の子どもたち特有の気質から、持参が面倒だとか、手っ取り早く食べて話をしたいなどという理由や、保護者の声かけも届けにくくなることから、持参しなくなってきていると考えている。


くわけん このままでいいのか?この状態を改善すべきと考えるがいかがか?

川音学校教育部長 箸を使用することは、子どもたちが正しい食習慣を身につけ、箸を大切にする心や環境に対する意識を培っていける大事なことと認識している。


くわけん 近隣他市での箸利用を向上させた事例はあるか?

川音学校教育部長 入間市や飯能市では箸を提供しているとのこと。


くわけん 給食時に、食器の一部として箸を提供するのは非常によい。箸を提供したほうがいいのでは?市内で提供している事例はないのか?

川音学校教育部長 親子方式を始めた安松中学校においては、食器等の変更や中学生の箸持参率が低いことから、樹脂製の箸を用意している。親子方式の中学校は今後箸を用意していく予定。学校給食センター対象校は、洗浄、保管設備の見直しが必要になることから
現時点では難しい。


くわけん 少なくとも、麺類を提供する際には、森林保護にも役に立つ日本の、できれば近隣の割り箸を提供してはどうか?

川音学校教育部長 木材を利用した箸を使用することは、有効と考えている。しかし、全員に供給となると、費用面や回収処理も必要になることから難しい。

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