そうだったのか!住民投票⑥ やはり財政が心配だが?
冷房設置の財源については、いくつかの方法があります。
財源① 滞納税回収で5億円
まずは、市民税や国民健康保険税の滞納の回収率を人口で同規模の越谷市と同じ水準まで引き上げることです。
これによって、年間5億円が確保できるといわれています。(「市民から見た所沢市の財政」より)
財源② 調整区域下水道整備休止
また、私が年来主張していることですが、第三期市街化調整区域下水道整備事業を休止することです。
概算で、総額約16億円が市の会計から支出され予定となっています。(補助金を除く単独事業費 29 億3000 万円中、受益者負担が約45%、残りを市財政で負担。よって、約16億円。)
市街化調整区域への下水道整備を休止するだけで、少なくとも防音校舎の冷房設置の費用が捻出できます。
財源③ 小中学校の統廃合
さらに、これは議論のあるところですが、学校の統廃合も進めていく必要があります。
所沢市は、人口急増時に学校を整備したため、児童生徒の減少に伴い、転用可能教室いわゆる空き教室が大幅に増えています。
1校当たりの学校維持費が、約3400(平成26年12月議会答弁)~6000万円(所沢市公共施設マネジメント白書)とされています。一方で、空き教室が19ある小学校や、16ある中学校などもあります。
統廃合を進めつつ、残った学校の環境整備を進めていくという方法もあります。