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東電からの家庭電力消費を抑制するには

 先日来、どうすれば東京電力からの電力の消費を抑え、家庭の電力消費が抑制できるか、家庭内でも議論をしてきました。
 電球などを変える、電化製品をなるべく省電力のものに変えていくといったことが基本となるのでしょう。しかし、これだけでは、劇的に電力消費が減るというものでもありません。
 我が家は、従来からガス派ですから、衣類乾燥機、食器洗い機、湯沸かし器はガスを主たる熱源にしています。もちろん、回転のためのモーター系動力は電力です。
 暖房も、ガスストーブで、3台あります。内1台は電気がなくても使えるタイプで、今回の停電中も利用できましたし、ほのかな光源としても役立ちました。

 ちなみに、私もこれまでの議会で、オール電化の学校給食施設に異を唱えてきました。

 平成16年  9月 定例会(第3回) 09月10日 

 とくに、電気で熱を発生させるのは、大変効率が悪いですから、熱源系は、直接燃焼させるガスや灯油に切り替え、さらに、ファンヒーターではなく、電気なしで単独で利用できる熱源がより理想的です。

 関連して、冷暖房効率を上げるには二重窓にすることが重要です。

 私は団地ずまいなのでちょっと導入は厳しそうですが、家の敷地が広くて、経済的にも余裕があり
 都市ガスが供給されている地域では、コージェネレーションシステムがお勧めです。
 東京ガスの商品名では エネファーム といいますが、ようするに、ガスで電気とお湯を生成する
 システムです。

 多分、これがあると夏の計画停電時にも電気は供給されるでしょう。

 太陽電池パネルも悪くはないのですが、くもりの時には発電効率が落ちますし、太陽電池パネル
 は、屋根いっぱいに広げても全電力使用量をまかなえない可能性もあります。

 これから、注目されるのは、家庭用の大型蓄電池です。発生した電力を使わない時は、蓄電池の充電に 充てればいいのですから。この家庭用蓄電池も技術開発が進んでいますから、より大容量化、小型化が進んでいくでしょう。

 私は団地住まいなので、残念ながら個人での導入は現時点では難しいですが、マンションや団地でも1棟まるごとコージェネ導入などもこれからは進んでいくのではないでしょうか?

 今回の大震災をきっかけに、この夏には供給が追い付かないでしょうが、家庭の消費電力は自家発電が主流になっていくのではないでしょうか。またそうしていかなくてはいけません。

 あと、私の専門でいえばバイオマスエネルギーです。家庭からの生ごみを収集してメタン発酵を通じて発電するシステムも今後研究がすすんでいくことでしょう。

 
 
 
 
 

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