2012.03 一般質問③ ごみ収集一部有料化について~生ゴミ~
くわけん 現状での一日生ゴミ発生量は?
中村環境クリーン部長 生ゴミだけの値を出すことは難しいが、あくまでも推計値となると1日当たり90トン程度。
くわけん 生ゴミだけ別収集して、脱水するプロセスを入れるだけでも、ゴミ減量につながるのではないか?
中村環境クリーン部長 クリーンセンターの可燃ゴミピットの手前で生ゴミなどの脱水プロセスを導入すれば焼却量の減量につながると考えられるが、生ゴミだけ別収集する場合の収集方法や収集コスト、また市民のご協力などの点で、現実的には難しい。
くわけん 生ゴミ収集もいいが、町田市のように、一定規模以上の自治会等に生ゴミ処理機を貸し出してはどうか?
中村環境クリーン部長 議員提案の大型生ゴミ処理機は、以前試験的に実施していた。平成10年度と11年度に、戸建て住宅の方々の自治会、平成11年度と12年度に集合住宅の自治会、平成13年度は生ゴミのリサイクルに関心の高い団体等を対象にモデル事業を実施していた。その結果、悪臭や騒音が発生してしまったこと、近隣の方への配慮が必要なこと、市民の方が共同して継続していくことが難しかったこと、異物混入が防げないこと、長期に継続していくためには、安定した処理先の確保が必要であることなどの理由から、継続困難と判断。現時点では、大型生ゴミ処理機の貸し出しは考えにくいが、町田市では現在実施しているということなので、生ゴミの減量・資源化の一つの方策として、大型の生ゴミ処理機を活用している自治体の視察等、今後研究をしていきたい。
くわけん 生ゴミと、屎尿処理施設を合わせてメタン発酵プラントをつくってはどうか?
中村環境クリーン部長 メタン発酵プラントについては、他市では、生ゴミと家畜の排泄物、特に生ゴミの中に含まれるセルロースを分解する酵素を多く含んでいる牛糞などと混合させ、メタン発酵している事例があるが、当市の場合は、畜産が盛んではないことから、牛糞などと混合させる生ゴミのメタン発酵は難しいと考えています。生ゴミと屎尿及び、浄化槽汚泥を混ぜて、メタン発酵させるプラントは、屎尿及び浄化槽汚泥だけでは、牛糞などと比べ、効率的なメタン発酵ができないことから、4月から稼働する新たな屎尿処理施設には、メタン発酵プラントの併設は考えていない。