横田基地軍民共用化と西武鉄道
以前、リニアの部分開業(相模原~甲府)から所沢の成長戦略を考える①および②記事をかかせていただいたのですが、その記事を読んだ方から、横田基地軍民共用化と西武鉄道との関係についても、コメントすべきではないかとのお声をいただきましたので、少しまとめてみます。
実は、私も認識不足でして、米軍横田基地の軍民共用化については、そのメリットは知っていたのですが、そこに西武鉄道が絡んでくるという発想は正直ありませんでした。
でも、確かに石原都知事が言うように、横田基地が軍民共用化すれば、わざわざ羽田や成田へ行かなくても済むのですから、航空機を利用してどこかへ出かけようと思う所沢市民にとっては大変便利になるわけです。実際、所沢にある米軍通信基地の兵士は、以前油流出事故を起こした際に、基地内立ち入った際、基地の米兵に聞き取ったのですが、毎日横田基地から車で出勤してくるとのことでした。
それだけ近いわけです。
日本にとって、横田基地があることで経済的には大きなデメリットがあります。まずは、横田空域の存在です。これについては、東京都の 横田空域の返還に向けて取り組んでいますに詳しく書かれていますのでご参照ください。
また、同じように 横田基地の軍民共用化 はこちらをご覧ください。この資料も実によくできています。この資料の1ページをみるとよくわかるのですが、確かに、西武拝島線がちょうど横田基地の南部を走っていますし、さらに良く見ると拝島線から横田基地内への引き込み線の存在があることも書かれています。
そして、基地北側には、JR八高線箱根ヶ崎駅も隣接しており、以前お話した多摩モノレールがなぜ、上北台から大きくカーブして箱根ヶ崎駅へ向かうのか、その理由は横田の軍民共用化が背景にあるのだなと理解できます。
いずれにせよ、東京12号線の東所沢延伸や、多摩モノレールの西武球場への延伸に比べて、もうすでに路線があるのですから、はるかに安い費用で、所沢市の活性化につながることがわかりました。
アドバイスいただいたKさんありがとうございます。
この横田軍民共用化は、所沢市も県域を超えて熱心に活動しなくてはならないことを良く認識いたしました。