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2011年02月07日

くわけん白書Ⅱ④ 市議会選挙公報の視覚障碍者対応が前進

 平成20年9月議会で、くわけんが提案した、市議会議員選挙公報の視覚障碍者向けの対応が一歩前進しました。
 2月7日に、市議会議員選挙に立候補を予定している人に対する説明会があり、その席上で、これまでにはなかった書類が付け加わっていましてた。
 それが、点字用の選挙候補の原稿でした。
 これまで平成11年以降の市長選挙については、点字公報がありましたが、市議会議員選挙ではありませんでした。
 くわけんとしては、中途失明の方は点字より音声の方がなじみのある方が多いので、音声データによる提供を主眼として質問させていただきましたが、まずは、点字公報が市議会議員選挙で発行されることになったことは一歩前進です。せっかく点字用の原稿を用意するのですから、ぜひとも音声データを提供する、あるいは、ホームページにアップする(そうすれば読み上げソフトで読める)ことを目指してさらに活動を進めます。

2011年02月05日

自治基本条例議会修正素案についての議会報告会開催

 2月5日午後2時から、所沢市議会全員協議会室にて、自治基本条例議会修正素案についての議会報告会が開催されました。

 修正素案については、意見提案手続きや公聴会の開催などを重ねてきましたが、いずれも、住民の方々からの一方向のコミュニケーションであり、議会はもっぱら聞くだけ、住民は言うだけということにならざるをえないため、双方が議論できる形でのコミュニケーションを行うために、議会報告会という形式で率直な意見交換を行いました。

 まずは、私が委員長として、これまでの修正までの経緯を説明、その後福原副委員長が、修正素案の詳細な点を説明。そののちに、参加者との意見交換を行いました。意見交換にあたっては、議員も、必ずしも委員会の修正素案にこだわらずに回答をするというルールで実施しました。

 出てきた意見や質問は、概ね「最高規範」「信託・負託」「外国人の住民投票への参加」「基地条項」などに絞られました。

 議員も最初は、遠慮して答えていたので、委員長自らが本音の部分を語って、その後は率直な意見も出てきた印象です。

 どんな議論がなされたかについては、昨日ツイッターで副委員長が生中継しましたので、そちらをご覧ください。ハッシュタグ #tokorozawasigikai  に議論が掲載されています。ツイッターのサイトで、この#tokorozawasigikai  を検索していただければ出てきます。

 昨日のツイッターには、廣瀬先生もご参加いただいた他、3名の方もご参加いただけました。

 参加された方々のご意見を元に、今後修正案についての修正がなされていくことと思います。

 
 
 

2011年02月04日

くわけん白書Ⅱ③ 予算策定過程の公開

 平成22年6月議会の一般質問で提案した、予算策定段階での情報公開が実現しました。
 そのときの、やりとりです。(概略のみ)

 くわけん 各部局の予算編成の概要をまず公開すべきではないのかと思います。この辺についての市長の御見解をお尋ねいたします?

 当麻市長 、所沢市におきましても、予算編成過程の公開ということで、予算要求の概要の公開については可能ではないかと思っておりますので、検討してみたいと思います。

 そして、ついに各部局からの予算要望が公開されました。

 平成23年度当初予算要求の概要(一般会計)

 ちなみに、同時に要望していた、予算案に対するパブリックコメントの実施は、されないようです。でも是非とも、市民の皆様も、今回の予算原案を見て、ご意見のある方は、どんどん意見を市財政部財政課宛お送り下さい。

 所沢市財政部財政課のアドレスや連絡先は、

電話:04-2998-9030
FAX:04-2994-0706
E-Mail:a9030@city.tokorozawa.saitama.jp


2011年02月03日

 2・27くわけん(会派「翔」)マニフェスト案発表会開催

 来る2月27日(日)、午後2時から、会派「翔」の次期マニフェス案トの発表会を開催させていただきます。
 会場は、新所沢コミュニティセンター別館(旧生涯学習センター)2・3学習室です。
 次期マニフェストについてのご要望、ご感想などを直接お聞きする会です。

 入場無料。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

 
 

2011年02月02日

DP研究フォーラムを開催しました②

 当日は、世界でも初めて、DPを実際に取り入れての自治体総合計画づくりを行った
藤沢市の海老根市長と、先んじて道州制をテーマにDPを実施した神奈川県、松沢知事
の両者からの事例報告がなされました。松沢知事はDPの事例報告に加えて、これも全
国初のいわゆる禁煙条例についても報告がありました。

 松沢知事は、ご自身も、小泉元首相と組んで熱心に活動していた郵政民営化を例にひいて、反対派を追い込むようなことをしては、結局、郵政民営化が追い出した人によってつぶされた例を教訓にしたとのことでした。禁煙条例制定にあたっては反対する方々との議論も3年かけて徹底して行ったとのことでした。
 議会からも、罰則と小規模事業者の除外規定をもうけるようにとの要望がでたそうですが、罰則はそのままで、除外規定は取り入れたとのことでした。
 松沢知事の政治信条は、かつて米国下院議員についてインターン活動をしていた際に、その下院議員が「政治は妥協の芸術」(politics is the art of negotiation)という言葉だそうです。

 さて、フォーラムですが、報告だけでは、なかなかDPについて理解しがたいという声も多かったため、
1時間の模擬DPを、ファシリテーターのもと、以前、藤沢市DPでファシリテーターを経験した方が、
今度は討論参加者として藤沢市民を演じました。くわけんも討論に藤沢市民になりきって参加しました。
 その後の質疑応答では、活発な意見交換がなされました。
 
 公募型市民参加も大事ですが、やはり、公募に応じて来ない方々の声も取り上げていく仕組みとしてDPは大変有効なしくみだと思います。今後も、私も松下政経塾政経研究所自治体経営改革プロジェクト副座長として、DPの研究、普及に取り組んでいきます。