2012年01月30日

議員定数を考える ②

以上の点から、定数決定式を定めると、
議員定数をNとすると
N=αP+a
aは定数 1とする場合は議長 2の場合は議長+副議長 3の場合は議長+副議長+議事録署名議員

αは補正係数

Nは自然数
ここで、P=p/q 
  p=人口
  q=人口基準値:1人の議員当たりの人口(人口/議員数)
α=(1-β)
β=β1+β2
β1:面積基準 別紙の通り、自治体の面積に応じて、定める
β2:財政基準 前期4年の普通会計の歳入平均を基準として、その基準から10%以上下回った場合、10%ごとに0.1を加える。

4 変数は、環境の変動による変数と、政治的決定による変数がある
人口などは、環境変動による変数であり、人口の増減によって影響を受ける。同様に財政基準も環境変動による変数であり、歳入の上限によって変化する。歳入が例えば10%減少した場合、定数にも1割前後の影響を与える。面積基準も例えば合併などにより、面積が拡大する可能性があるので環境変動による変数であるが、変化の機会は人口や面積に比べて少ない。議員1人当たりの人口は、政治的決定によるが、その根拠を、同規模自治体の分散図による、最少二乗法による回帰分析式によるならば、他自治体の定数の変化によって、回帰式も変動するので、その場合には、環境変動による変数とみなすことも可能である。また、委員会数との関係を考慮するため、さらに出てきた値を委員会数を4として、それぞれの委員数が同数となるように2次補正を行った。