2011年04月16日

くわけんビジョンver.3

地域から孤立した人が出ないまちにしよう

人々とのつながりが失われてしまったまちは、様々な問題(孤独死や、ひきこもり、虐待など)が発生します。利己主義を見直し、共同体主義の観点に立ってまちづくりをすすめる必要があります。

そのためには、非営利法人の公益活動を免税にし、市民税の1%を市民活動に寄附できる制度を充実させることが重要です。

所沢の教育を日本一にしよう

学力でも、部活動でも、発達障碍支援でも、もっとお金も手間もかけて日本一の教育を目指しましょう。

そのためには、先生の数をさらに所沢独自の基準で増やすこと、図書館の図書購入費を増額し、市内や近隣の大学とも連携して、部活動の指導者を派遣していただくなど、教育にはもっと予算をかける必要があります。

投票率が50%を超える議会をつくろう

投票率が50%を切る状態は、あきらかに市議会の活動に市民が満足していない証拠です。さらなる議会改革で、議会改革度日本一(現在8位)の議会をめざします。

そのためには、定例会毎の議会報告会の開催、議会の会期通年化、議会への付属機関の設置などに加え、議員定数と報酬のあり方についても再検討します。

2010年01月21日

なぜ所沢市には私立高校がないのか?

 この時期は、私立高校の受験シーズンです。
 今年は、我が家も受験シーズンにひっかかっていますので、てんてこ舞いです。
 それにしても、不思議なのが、所沢市には私立高校が一校もないことです。

 埼玉県立の高校は6校あります。

 ちなみに近隣で最も私立高校が多いのが川越市で、8校。入間市が3校、狭山市が2校、東村山市に2校、飯能に1校あります。

 さらに、川越市には、所沢市にはない私立中学が、4校あります。

 以前も、国勢調査データをご紹介したように、高校生以上では、所沢市から市外に通学者数と、市外から所沢市に通学者数を比べると、圧倒的に前者が多いのです。

 この辺の原因というのは、改めて精査する必要がありますが、私立学校の誘致にあまり積極的ではなかったということなのでしょうか。それとも、交通の便でしょうか?川越は、JR、西武、東武と3路線が乗り入れています。しかし、私立高校は、駅から遠くにあるケースも多いので、そればかりでもないでしょうし。

 当然、学校が多いということは、それだけ、域内で消費される額も増えるのですから、所沢市も、機会があればこれからは積極的に私立高校の誘致に努める必要があります。

 さらに言えば、企業の支店数も正式に比べたわけではないのですが、所沢は川越支店の管轄になっている場合が多いような気がします。

 戦略的な対応が求められる課題です。

 

2010年01月15日

独立変数都市と従属変数都市

 本日は、今年第一回の全員協議会が開催されました。
 
 議題は、現在執行部で素案作りが進んでいる、第5次所沢市総合計画について と (仮称)まちづくり基本条例についてでした。

 いずれも素々案ですので、まだホームページにアップしてされていないので、なかなか細部まで紹介できないのですが、第5次所沢市総合計画についていくつか質問しました。

 まず質問したのは「第5次所沢市総合計画 策定スケジュール」についてです。
 計画案では、8月に基本構想・前期基本計画原案をつくり、9月に「冊子製本のための作業」、10月は「市議会提案の準備」、12月に「市議会提案」という提案でした。

 くわけんの質問は、「なぜ8月に原案ができるのに、9月議会に上程しないのか?議会提案前になぜ冊子製本してしまうのか?」。
 答えは「特に他意はない」」とのことでしたが、議会でもじっくりと議論をしたいので、やはり9月上程に向けてがんばっていただきたいです。

 用語として、「地方分権の視点」という表現がなされていました。しかし、最近は「地方分権」ではなくて、「地域主権」というのが主流になりつつなあるので、「その点について議論はなかったか」質問しました。

 また、将来都市像として、「自立都市構想」ということをうたっていたので、「その自立というのはどういう意味か」と問いました。説明文書を見る限り、行政の国からの自立という側面にしか着目していなかったようだったからです。

 今回の素々案の記述の中にも、昼間人口比率が85%、つまり、15%の人が昼間市外に通勤・通学などで、出ていることがあげられていました。

 やはり、自立というのならこの差が極力100%になるように努力する必要があります。
 具体的には、市内での雇用創出と、高校や大学などの定員増加策です。

 川越市と所沢市を平成20年度国勢調査で比較した場合、15歳以上の通学者で所沢市から川越市へ通っている生徒数と、川越市から所沢の学校に通っている生徒数を比べると、前者が432人。後者が971人。 昼夜間人口比率は、川越市が96.5%です。

 所沢市は、東京あっての所沢市であり、西武鉄道あっての所沢です。もし、鉄道路線がなくなったら人口は一気に減少するでしょう。路線がなくならないまでも、運転本数の減少は所沢市の利便性を著しく低めてしまいます。

 逆にいえば東京を中心とする首都圏に人口が集まっている間は所沢市も安泰ですが、今のように東京の従属変数都市である以上、もし、東京を中心とする首都圏への人口集中が逆転し始めたとき、所沢市も人口減少が起こります。

 そういった観点も含めての自立都市ということを言いたいのか。
 もう一度まとめますと、所沢市にとっては、鉄道路線の利便性や輸送能力、そして、所沢市へ通勤通学者が増えることが、自立都市を目指す上で大変重要だということです。
 まあ、そこまでは考えていないというような回答でしたが。

 私的に表現すると、自立都市とは、従属変数都市からより独立変数都市へとシフトチェンジしていくことだといえます。

2010年01月14日

リニアの部分開業(相模原~甲府)から所沢の成長戦略を考える②

 藤沢市と所沢市の人口について平成2年(1990年)から現在までで比較すると、

 藤沢市 平成2年 350,330 →平成21年 407,700 増加数 57,370 増加率 1.16 
 所沢市 平成2年 302,386 →平成21年 341,865 増加数 39,479 増加率 1.13

 増加率については、それほどの違いはないようですが増加数は18,000人ほどの差があります。
 新駅の開業もこの20年でありませんが、1999年に、湘南台駅に、それまでの小田急江ノ島線に加えて
相鉄線、横浜市営地下鉄ブルーラインが接続しました。
 詳細なデータを持ち合わせていないのですが、この新規接続が、18,000人の違いを生みだしたのでしょうか。

 平成12年に答申された運輸政策審議会「東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について」に関係する個所は、
 所沢市 <18>東京12号線の建設及び延伸 都庁前―光が丘━大泉学園町⇒武蔵野線方面
 藤沢市 <4>相模鉄道いずみ野線の延伸 二俣川―湘南台⇒相模線方面

 今後整備について検討すべき方向を示す場合は「⇒」ですので、目標年次までに整備ないしは着工にももれている路線ということになります。

 ちなみに、旧運輸政策審議会(現在は交通政策審議会)の交通網整備についての答申は15年に1回しか出されません。現在の計画年度が2000年から2015年です。

 所沢市も藤沢市も一応、東京12号線の延伸、相模鉄道いずみ野線の延伸が答申されてはいますが、いずれも着工の予定すら立っていない状況です。

 こうしてみると、所沢市も藤沢市もあまり違いがないように見えますが、藤沢市のほうが私からみるとより積極的な人口増加策をとっているようです。

 まずは、JR東海道線辻堂駅周辺の再開発。名称を湘南C-X(シークロス)といいます。
 北口にあった関東特殊製鋼本社工場跡地を利用転換し、辻堂駅北口を中心とした多様な機能を持つ都市拠点の形成を目的に整備が進められている。面積約25haに移住人口2,300人、就業人口1万人を想定。事業主体は都市再生機構。(湘南C-X wikiより)

 また、現在は新幹線の新横浜~小田原間の新駅誘致にも積極的に取り組んでいる。
 東海道新幹線神奈川新駅誘致について
 駅そのものは藤沢市にはないが、藤沢市にとっても開業インパクトは大きい。
 
 現状では新駅の設置は厳しいが、実際にリニア開業が進めば、新幹線の在来線化によって、新駅開業の可能性も高くなってきます。

 所沢の場合は、新幹線も通過していないので、そういった新駅の可能性も低い。

 現実的可能性が高いのは、やはり地下鉄12号線の東所沢駅延伸でしょう。
 また、旧車両工場跡地開発も人口増加のためには重要です。湘南CーXのような就労人口増加と定住人口増加の双方を狙える地域開発が重要です。

 また、よくいわれる上北台からのモノレールの所沢方面への延伸ですが、地図でみると、西武球場前は一直線ですから、そこまでは地権者も東京都が中心になるでしょうから、なんとか実現できないものですかね。実際には、運輸政策審議会答申では、上北台から箱根ヶ崎駅方面へのルートで答申されてますからそうとう難しいとは思いますが。

 いずれにせよ、来年度へ向けて策定する総合計画でどれだけ交通体系の整備を盛り込むことができるのか、そして、次回の計画年度2016年~2030年の交通政策審議会へ向けて所沢市がどのように12号線延伸をアピールしていくかが重要になってくるというのが今年ですので、私も所沢市の鉄道交通こそが成長戦略のカギをにぎるので、今年は研究提言を積極的におこなっていきます。
 

2010年01月09日

リニアの部分開業(相模原~甲府)から所沢の成長戦略を考える①

 本日付時事通信によれば、「JR東海 は8日、名同社が東京―名古屋間で2025年に営業運転開始を目指すリニア中央新幹線について、神奈川―山梨の一部区間を前倒しで開業させる可能性を明らかにした。」ということだそうだ。
 リニア事業の在り方についてはここでは言及しないが、いずれにせよ相模原も甲府も新たな路線と鉄道駅ができるというのは、地域の発展にとってはプラス材料となるだろう。

 明治維新以来、鉄道駅を得るかどうかでその地域の発展に違いが生まれてきた。
 町の中心部を避けて駅を建設したために、既存の中心部が衰退したといういのはよく聞く話しだ。
 
 最近の例でいえば、長野新幹線の駅ができた佐久平と、駅が遠のいた小諸。佐久平駅周辺は発展し、小諸駅は発展の機会を逃した。
 武蔵野線越谷レイクタウン駅の開業も大きなインパクトを与えた。
 また、つくばエクスプレス開業により沿線開発が進み、沿線人口も着実に増加しつつある。

 翻って、わが所沢市。1987年(昭和62年)航空公園駅開業以来新駅は建設されていない。新所沢~入曾間の駅の構想も潰えたようだ。相変わらず、西武新宿線は、かろうじて国分寺直通運転ができたものの、そこからJR線に乗り入れるという話はあまりないようだ。始発と終点が他線と接続していないのだ。

 対前年度人口増加率も、航空公園駅開業の1987年(昭和62年)以降に、102を切り、平成7年以降は100を超えることはない。

 (ちなみに、埼玉県和光市では、対前年度人口増加率が、平成6年が103、平成7年が104をピークに平成5年以降、平成16年、19年を除き、常に101以上を維持している。)

 一方、財政規模も人口規模も近い神奈川県藤沢市との比較をみてみよう。
 

 ②へつづく 

 

2007年04月14日

2007年 新くわけんビジョン

らくがきやゴミの少ないまちにしよう

「前回は、防犯ブザーをもたずに歩けるまち」ということでしたが、「犯罪機会論」の観点から言っても、犯罪の起こりにくい環境づくりのためには、らくがきやゴミが少ないことが犯罪抑止に有効ですし、地域力が高い証です。

そのためには、公園も犯罪者にとって「入りにくく見えやすい」構造に見直す必要があります。すべての子どもが自分たちで「地域防犯マップ」をつくる活動をすすめます。地域力を高めるために、公民館と出張所を統合し地域センターを創設します。NPO創設支援を積極的に行い、NPO免税を導入します。

投票率が50%を超える議会をつくろう

投票率が50%を切る状態は、あきらかに市議会の活動に市民が満足していない証拠です。議会のあらゆる活動は、全てよく見えるようにならなくてはなりません。

そのためには本会議も委員会も全て、市議会ホームページからみられるようにします。委員会議事録も議事録検索できるようにします。政務調査費の内訳もホームページで見られるようにします。

児童生徒一人当たりの先生の数を日本一にしよう

障碍のある子どもたちも含め、適切な教育を受ける機会の確保は、民主主義を支える基本です。義務教育にはもっと手間もお金もかけましょう。

そのためには、さらなる教員補助員の増員、市採用の教員制度の創設、特別支援教育の
充実、発達障碍児に対する通級制度の実現、5歳児健診の実施を行います。

2005年10月26日

所沢サバイバルプラン ③

ガバメントからガバナンスへ   また、全ての公的な仕事を役所がこなす必要はありません。これからは、NPOや住民自らが取り組んでいくことも十分考えられます。公的なサービスへの需要はこれからも高まっていきます。他の自治体では、蜂の巣をとることを行政がやっています。しかし、職員が1日活動すると、約2万~3万円の経費がかかります。所沢では処理業者を紹介するにとどめています。歯が痛いといって救急車を呼ぶ方もいると聞きます。 住民ニーズが多様化するためには、全ての行政ニーズに対応することはもはやできません。 そのためには、役所に代わる公的な活動の受け皿をいち早く充実させる必要があります。 まずは、地域のことは地域で行うために、地区内分権をすすめます。具体的には予算も人も、権限も、地区に委譲します。地区には、それぞれこれまでの公民館と出張所を複合させた地区センターを設けます。 また、自立した市民活動を支援するために、NPOの支援体制を充実させます。 福祉や教育などに関するコミュニティビジネスの育成にも力を注ぎます。 
選ばれる所沢を目指すには
教育
 最も重要なのが、教育です。やはり、20~40代の世代を引き寄せるのは、教育の魅力です。特に、公教育が充実していることが重要です。所沢市の学校に入りたいために引っ越してきたくなるような学校づくりを目指すべきです。 市立小中一貫校、中高一貫校も視野にいれながら、市外の私立に行かなくても十分な教育が受けられる所沢を目指します。
みどり
 所沢の魅力の源泉は、狭山丘陵や三富地区などの人間と自然の関りから育まれたみどりです。駅から10分もあるけば、こころ和む里山が拡がる所沢。この魅力を守りそだてなくてはいけません。 みどりについては、予算の1%をみどりの基金に繰り入れながら、現在のみどりを維持し、それぞれのみどりを緑道でつなぎ、徒歩や自転車でも安心して移動できる、歩車分離の所沢を目指します。
環境
 ダイオキシン問題で不幸にも有名になってしまった所沢ですが、そのことが、逆に全国初のダイオキシン条例の制定や、厳しい排出処理基準の制定につながりました。 廃棄物については、自区内処理を原則とし、ゴミ排出量の半減を目指します。 生ゴミの堆肥化を目指します。 そのためには、ゴミ袋税の導入と、ゴミ処理の有料化を目指します。また、不法投棄や、産業廃棄物処理施設の適正な管理のためにも、産業廃棄物の流入規制を行い、廃棄物に関る許認可権限の市への委譲を目指します。
しごと
 これまでは、それほど熱心に取り組んできませんでしたが、これからは、安定した就業先確保と職住接近の実現を図るためにも、産業の育成・誘致が重要です。 また、西武線は、通勤時の上りと下りの格差が、他の私鉄に比べて大きいことが指摘されています。やはり、所沢の昼間人口を増やすためにも、しごと先の育成・誘致は必要です。  所沢は、遊園地や球場、競輪場、プール、そして、市民文化センター「ミューズ」とエンタテイメント拠点が多く立地しています。また、西武新宿線、西武池袋線沿いには、日本の主要なアニメ制作会社が多く立地しています。その結節点となる所沢は、アニメに限らず、コンテンツを産業として育成する試みを行うべきです。 
ソーシャルインクルージョン(社会的包括)
 所沢市には、国立身体障害者リハビリテーションセンターや国立秩父学園など、障がい者に関る研究機関が充実しています。そうした組織・機関との連携を通じて、障がいのある方もない方も、ともに快適なすごせるまちを目指すべきです。
 議会も変わります
  議会も生き残りをかけて、自己変革を進める必要があります。 現在国でも議論になっている議員年金をはじめ、常任委員会の視察、費用弁償を見直します。 これからの議会は、要求する議会から提案する議会に変わっていく必要があります。 具体的には議案を審議する機能に加えて、条例を立法する機能を強化することです。 また、議会活動の評価も自主的に行い、その結果を公開します。
  おわりに  会派「翔」では、これまでの要求型の要望書という形ではなく、議員も所沢市の経営者という発想で、議会活動に取り組むべきだと考え、提案書という形を取らせていただきました。 まだまた、議論が必要な部分はあると思いますが、大きな考え方の骨格はご理解いただけたことと存じます。 今後は、この私たちの計画に沿った形で、議会での一般質問、議案質疑等に取り組んでいきます。 さらに来年以降は、数値目標までふくめた、より詳細な提案へとレベルアップさせていきたいと考えております。よろしくご支援、ご指導お願い申し上げます <終わり>
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所沢サバイバルプラン ②

目指すべき10年後の所沢の姿は? 
 やはり、「住みたくなるまち」所沢を目指すということです。 具体的には、人口構造を健全化させることです。つまり、現在の中心世代である50~60代層に加え、新たに、現在の20~40代の皆さんが住みたいと思うことが重要です。 所沢で育った人々が、所沢に帰ってきて住みたくなるような所沢であることです。  人口と同時に地価も重要な指標となります。地価の下落は、固定資産税収入の減少をもたらします。残念ながら、都心部の地価が下げ止まりから一部上昇傾向にありながら、所沢は商業地も住宅地も下げ止まってはいません。 このことが端的に所沢市の現況を物語っているといえましょう。
 また、一定の収入源を安定して確保できる人々が住んでいただくことも重要です。いくら人口が増加しても、住民税収は伸びなければ、安定した福祉は行えません。 これまでの税収の多くは、都内へ通勤する安定した収入源を持つ方々などによって支えられてきました。今後も、そうした人々が住みたくなる街でなくてはなりません。
 継続的な発展には、人口と人口構造、地価、住民の方々の所得という3つの要素がバランスよく伸びることが重要です。そのことが、所沢を永続的に発展させる重要な戦略の一つとなります。
 そこで、所沢のブランド価値が重要になってくる
 ブランド力は企業の活力を測るうえで重要な指標として扱われています。 民間だけでなく、自治体にもやはりブランド力が重要な時代になってきています。 ブランド力のある地域は、先にあげた3つの要素が満たされています。例えば「湘南」地域では、自治体が競って「湘南」を名乗りたがります。 また、もし所沢市も合併が予定された場合、所沢市と合併する市町村は進んで所沢市の名前を名乗りたがるでしょうか?進んで市町村が所沢市を名乗りたがるようでなければ所沢のブランド価値は無きに等しいと考えてよいでしょう。
 所沢は、不幸なことにダイオキシンン問題ですっかり全国的に有名になってしまいました。  しかし、一方で所沢市は、インボイス西武ドームなど全国的に有名な施設があります。 また、あまり知られていませんが、映画「となりのトトロ」の舞台となったこともブランド力を高める大きな資源です。 早稲田大学、日本大学芸術学部という全国レベルの知名度を有する二つの大学があることも、誇れることです。 また、防衛医科大学と付属病院があることも、地域医療のレベルを高めています。
 さらに、国立身体障害者リハビリセンターや国立秩父学園など、全国的にも福祉分野で有名で先進的な研究機関等があることも重要です。
 これからは、より一層ブランド価値を高めるという視点を所沢市も意識する必要があります。そのためにこれらの学校や研究機関等との戦略的連携をより強めていきます。 
 経営感覚あふれる所沢市に
 これまでの所沢は、学校や福祉、道路などに対する住民要望に対応していれば、十分に評価されてきました。しかし、「民間」にできることは「民間」にという時代です。 公的な仕事の全てが「民間」に任せれば、うまくいく、という議論には与しませんが、「公的」な仕事も民間部門の優れたノウハウを活かすことで、より効率よく住民の満足度の高い仕事が実現できます。  それに対処するために所沢市では、「行政経営」有言実行宣言という計画が策定されています。しかし、その目標に対する達成ペースが遅すぎます。まずは、この有言実行宣言の履行を最優先にすることを目指します。 計画のなかでも、定員適正化計画、民間委託化推進計画、公共建築物修繕・改築計画については、最重点で取り組むことを促します。 また、職員の知恵と工夫が試される、ゼロ予算事業化の可能性を調査し、ゼロ予算事業を増やします。 そして、これからは公共施設(「ハコモノ」)を新たに建設するのではなく、なるべく維持補習をしながら大事に使っていきます。また、これからは一定規模以上のハコモノ建設にあたっては、PFI(建物の建設から維持管理までを一括して民間に発注する方式)を原則とします。公共施設の運営にあたっては、指定管理者制度の活用を図り、図書館や体育館などは市民有償ボランティアが運営することを目指します。 補助金、交付金などについては、10年以上を経過したものは、基本的には廃止とします。 入札に関しては、総合評価方式の導入を行い、随意契約を極力抑制します。
<続く>

所沢サバイバルプラン ①

 くわけんの属する、会派「翔」では本日、所沢のこれからはどうあるべきかを構想した、「所沢サバイバルプラン」を発表し、市長にも提案しました。
 これまで、この時期は予算編成時期ということで、各会派ともに、予算要望を行っていました。 会派「翔」では、これまでの予算要望ではなく、むしろ、議員一人一人が経営者であるとの観点にたって、戦略提案を行うこととしました。
 会派「翔」が目指す、所沢サバイバルプラン  所沢市の“サバイバル”を真剣に考える
  所沢市のような地方の自治体も選別と淘汰、つまり“生き残り”の時代が始まりました。これまでは、かつての銀行のように自治体も国に守られてきましたが、ここにきて、国も体力のない自治体の面倒は見切れないといい始めました。 既に分権時代の地域間競争は始まっているのです。
 企業の最大の目的は、生き残っていくこと“ゴーイングコンサーン”にあると言われます。所沢市政も経営感覚を積極的に取り入れ、ゴーイングコンサーンを目指すべきです。
 そういう意識と感覚が今の所沢市には決定的に欠けています。 生き残りをかけ、未来の所沢市には今何が必要になるのか。私たちは、そこから発想します。
 これからの10年、何ができるのか。
 これからの10年は、日本にとっても所沢にとっても、大きな変動期を迎えます。 まずは、2007年問題です。これまで、市税の最も有力な納税者でありつづけた世代の方々が引退します。職員も大量に退職期を迎えます。そして、所沢市の高齢化比率も高まり財政負担は拡大します。その一方で、高齢者を支える20代~40代の世代は増えていません。
 所沢の発展は、東京都の中心が新宿へと移ったこと、東京への通勤圏として始発駅を抱えていたことなども手伝って、黙っていても発展してきました。  これからはそうはいきません。 このままでは、これからの10年は、次々と起こる問題に対処するだけに終わってしまいます。そろそろ、他人頼みの発展ではなく、市民自らが発展の物語(シナリオ)を書く時期に来ています。
さあ、私たちといっしょにサバイバルプランを実行しましょう。 <続く>

2004年03月29日

2004年 くわけんビジョン

防犯ブザーを持たずに歩けるまちにしよう

 警察官を増員するだけでは本質的に問題は解決しません。犯罪をおこさせないためには、地域住民がスクラム組んで取り組む必要があります。また、落書きや器物損壊、自転車泥棒など小さな芽を見逃してはいけません。

●従来型の防犯組織では限界があります。会社勤めのお父さんやお母さんも積極的に参加できる情報通信技術を活用した防犯組織が必要です。また、非行や犯罪には対処療法では限界があります。学校・地域・行政・専門家などが一体になった総合的な対策が必要です。

 

児童生徒一人当たりの先生の数を日本一にしよう

 子どもは未来の礎(いしづえ)。人づくりを効率だけで考えてはいけません。義務教育に、もっともっとお金も手間もかけましょう。

●30人学級の実現や、特別支援教育の充実、学校選択制の導入、就学時健診の内容拡充などをおこなうべきです。
(埼玉県の先生の数は全国でも最低レベルです)


 
市議会選挙投票率が50%を超える議会をつくろう

 やはり、投票率が50%を切る状態というのは、あきらかに議会の活動に市民が満足していない証拠です。もっと、市民の声を反映し、市民が市政に関心を持てるようにしよう。

●市議会による、市民公聴会の開催や、国会のように一問一答式にするべきです。また、議会主導の条例づくりももっとすすめるべきです。

くわけんビジョンver.3
なぜ所沢市には私立高校がないのか?
独立変数都市と従属変数都市
リニアの部分開業(相模原~甲府)から所沢の成長戦略を考える②
リニアの部分開業(相模原~甲府)から所沢の成長戦略を考える①
2007年 新くわけんビジョン
所沢サバイバルプラン ③
所沢サバイバルプラン ②
所沢サバイバルプラン ①
2004年 くわけんビジョン
くわけんビジョンver.3
なぜ所沢市には私立高校がないのか?
独立変数都市と従属変数都市
リニアの部分開業(相模原~甲府)から所沢の成長戦略を考える②
リニアの部分開業(相模原~甲府)から所沢の成長戦略を考える①
2007年 新くわけんビジョン
所沢サバイバルプラン ③
所沢サバイバルプラン ②
所沢サバイバルプラン ①
2004年 くわけんビジョン
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なぜ所沢市には私立高校がないのか?
独立変数都市と従属変数都市
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所沢サバイバルプラン ③
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所沢サバイバルプラン ①
2004年 くわけんビジョン
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なぜ所沢市には私立高校がないのか?
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所沢サバイバルプラン ①
2004年 くわけんビジョン
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所沢サバイバルプラン ③
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所沢サバイバルプラン ①
2004年 くわけんビジョン
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所沢サバイバルプラン ①
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独立変数都市と従属変数都市
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所沢サバイバルプラン ③
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